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焼売

焼売と書いてシュウマイと読みます。
先日マツコデラックスさんの「月曜から夜更かし」を見ていて、自称学のあるオッサンが焼売と書かれた大きな看板を見て「焼いた何かを売ってる店だろ」と恥を晒していました。スタジオでマツコさんが「なんで焼売って書くんだろうね?」とスタジオに居た中国人のスタッフに尋ねたところ、「元々焼麦とも書くんです、それが時間と共に麦(マイ)が発音が同じの売(卖マイ)に変化していったものだと思います」と返答していました。「だからか〜、小麦の皮で包むもんね」とマツコさんは納得したようですが、中国福建省出身のウチのスタッフに聞いたところ、焼麦とは書かないとのこと、お客さんの上海人に聞いたところ、「ダサい北京の方ではそう書く」とのこと、ダサいは余計だろとは思いましたが、北京を見下している上海人らしいなと思いましたが、「なぜ焼売と書くの?」って聞いたところ、「そりゃあシュウマイ焼いて売ってるからでしょ」と、夜更かしに出てたオッサンと同じような事を言ってました。シュウマイはそもそも蒸すものだし。
焼売が気になった私は中国の検索サイト「百度(バイドゥ)」で調べてみたところ、やはり中国南方では焼売と書き、中国北方では焼麦が一般的とのことでした。おそらくそのスタジオに居た中国人スタッフは北京か中国北方の出身の方だったのでしょう。戦時下日本は中国北方に満州国を建国し、中国でも北の方に馴染みが深いのになぜ焼麦ではなく焼売になったのかな〜なんて5秒ほど考えましたが、そんなことより中国語で「売る」は「卖(マイ↘︎)」、「買う」も「买(マイ↗︎)」なんで全く正反対の言葉なのにどっちも「マイ」やねん!発音違うけどややこしいやんけ!中国生活10年以上なのにいまだに迷うやんけ!と、無意味な怒りを覚えた今日この頃でした。

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