【私は生き方なんて知らなかった】椎名の戯言-002
彼女と最初に知り合ったのは、SMチャットだった。
彼女いわく、26年ぐらい前とのことで、私の年齢の半分以上前になる。
最初は、村上龍の「エクスタシー」がお互い凄く好きで(それは今も変わらない)、そのことについて、日々語り合っていた。
当時、不本意な形で区立の福祉施設を退職し、実家に通いで働きながら、実家の士業を継ぐために、国家試験のためのスクールに通っていた。
今も福祉施設の退職は、頻繁に夢に見る程後悔しているけれど、もし施設に勤め続けていたら、日中にチャットすること等できなかったので、彼女とそこで知り合うことはなかった(いずれ何らかの形で出逢うことにはなったと今は思う)ので、最近やっと彼女のおかげで、後悔が薄れてきた。
私は当時「椎名」でチャットしていたので、彼女は私を「快楽なんての椎名さん」と認識していたらしい。
私は彼女目当てでチャットに通っていたのだけれど(好きだったから)、彼女は私が誰彼構わずチャットしている人だと思っていたと最近教えて貰った時は、ちょっとショックだった。
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【廃刊・私は生き方なんて知らなかった】椎名の戯言
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生きることに意味を見いだせなかった私が、彼女と生きていく道を選んだことで、これからの過程を残したいと思います。頭に浮かんだことを、できるだ…
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