自分史的なクリッピング史料(番外編)

新聞本紙の中身は当然のごとく見ているものの、チラシや通販の案内なども最近では妙に気になる。高齢社会に突入して、市場としての高齢者層も相応に大きくなるし、いわゆる便利グッズなどがこぞって並んでいる。若い世代のオシャレやトレンドという風態ではなく、加齢による必然的なアイテムにも少々くすっと笑えてしまうような商品も多い。そんなものにニーズがあるのだろうか?一体誰が考えたものなのか?

当然作る側はいたずらに商品開発しているとは思えないので、確かな調査であったり、討議の後に広告を出したりしている筈だ。その中でも個人的にはやはり嗜好があって、こんな商品いいなぁなどと感想を独り言で寄せてしまう。

朝日新聞SHOP、ベルーナ通販、熟年時代(ホーリ通信)、朝日エンディショップ他・・・

1.自転車用ヘルメット
あくまでも着用は努力義務ながら、最近では結構な高齢者が自転車で車道を走る姿も多く見られる。ついつい車を運転する際にセンターライン寄りに走ることにもなり、これはこれで危ない。カラフルなメットやスタイリッシュなメットなど、バリエーションも豊富にはなってきた。自分はこれを買うだろうか?と自問自答するけど、そこまで踏み込めない。

2.電動アシスト三輪自転車
これはこれで興味深いと思っている。最近ではちらほらみるようになったけど、かつては結構流行っていた記憶がある。高齢者には安定感が増して今一度見直されても良いのではと個人的には思っているので、結構運動にもなるし、いいんじゃないかなぁ。要は個人的には自転車が大好き。原始的ではあるけど、より遠くへ人を運んでくれるから。

3.ステッキ、ウォーキングポール、ハンドレールステッキ
アルミ製のもので軽くて丈夫な歩行支援ツール。ウォーキングポールは健康に重心が置かれている。いずれにせよ、歩くという運動こそ、心身に好影響をもたらすこと間違いなし。安易に移動手段を機械化せず、人力で自らの生命維持を心がけるというのは非常に理にかなっている。

4.浴槽グリップ、シャワーベンチ
お風呂好きというのは日本人の定番(最近ではそうではないのかもしれない)。でも風呂でのアクティビティによって、清潔感が保たれるというのも間違いがない。

5.安全カート
カートを手押しして買い物に出かける高齢者は日常的に見かけるシーンだ。これも進化を続けているのだろうか?昔から使っているお年寄りもいる筈で、これなどはリサイクル志向で、レンタルで十分ではないだろうか。

6.補聴器
これこそ定番。しかしながら、補聴器を扱う友人に聞くと、通販のものはあくまで集音器であって補聴器ではないと。やはりそれなりのお値段はするのが通常。より医療的な機器なのだろうか。しかしながら聞こえないという世界を未だ実感していないだけに、今後ウエアラブルの機器としてさらなる進化を勝手に期待したい。ノイズキャンセラレーションなどもより進化するのでは・・・。

7.ポケットテレビ・ラジオ
これはどちらかと言えば防災的なグッズという色合いが濃い。簡単に既存の電池で利用できるタイプはフラストレーションは少ない。実は自分も電池式のポケットラジオを昨年購入した。散歩の際に利用しようと思って。ところが、実際には、安価なラジオだけに、電波を拾う能力が著しく欠けていて、おまけにイヤホンはすぐに壊れるし、それだけを購入しようとしてもそもそも安価なので、新たに買い直さなければならないという事態に陥った。結局今では机の中の抽斗に格納されてしまい、散歩時に活躍することはなくなってしまった。少なくとも、バッテリーは電池式でも電波をしっかり拾えるような携帯ラジオをもっとお手頃価格で出してくれないか?という個人的希望に帰着している。

8.簡易トイレ(ポータブル)、失禁パンツ
寝室用に簡易トイレをという話だけど、どちらかと言えば防災用なのだろうか? でもやはりこうした器具はメンテナンスが大変そう。背に腹は代えられないという時に覚悟を持って利活用するのだろうか。失禁パンツがいいのか、それとも紙おむつがいいのか?今じゃかの竹下景子がCMに出ているくらいだから、紙おむつのクォリティも格段に向上して、本当に履き心地は良いものなのだろうと想像しながら、いつ自分もお世話になるんだろうか?
CMでは体は外観上至って元気なのに、実はオムツを履いていますという感じで放映されているけど、そんなことってあるのかなぁ?あるんだろうなぁ?とつらつらと考えながら、

これらの他に籐家具の諸々や、高齢者用スマートウォッチ、電気ノコギリ、脚立など、見ていて面白い商品がある。でもこうした商品は通販でなくても当然購入できる。リアルの店舗で手にしながらふむふむと考えて選ぶのも面白い。カインズなどに行くとついつい欲しいものリストが勝手に頭の中で作成されていってしまう。いずれにせよ、ああ、こんなものにニーズがあるのかもしれないと思うことがあるだけでも自分にとっては有意なもの。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?