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その瞬間、香川県民はみな虹を見ていた。

―相変わらずタイトルが謎ですみません(笑)。SNSの向こう側には、リアルな「人」がいる。当たり前なのに、ピンぼけして見失ってしまいがちなこと。そんなお話です。

写真のプロパティによると、2021年8月20日。

その日の夕方、それはそれは見事な虹が2本、香川県の空に広がりました。大きな光の輪っかです。日課にしている犬の散歩の途中、詰田川沿いの道路から空にくっきり。晴れた夏の夕方に、美しく雄大に広がっていたのです。

すぐさま撮った写真が本記事のアイキャッチ。

(当日だったかその数日前だったか、『シン・エヴァンゲリオン』を観たばかりだったので、「エヴァの頭に乗っかっていたアレ」に思えたのはここだけの話です)

友人にLINEをしようとしたら…先に送られてきました。30半ばを迎えるオッサンが感動して、虹の送り合いっこをしています。

驚いたのは、その日の夜。Twitterを開くと、香川県在住とおぼしきユーザーさんが、一様に虹をアップしているではありませんか。タイムラインを埋め尽くす、虹。虹。虹。その日だけでいくつの虹を見たんだろう。

みんなそれぞれの現実で虹を見て、心奪われて、美しさをシェアしたいと思ってTwitterにアップしているんだ。

いやもう、その瞬間、改めて感じましたね。ネットの向こう側には、やっぱり「人」がいると。

僕個人としては、SNSはリアルな出会いの入口にしたいと思っています。実際ネットという入口から出会った人もいますし、状況的に人と会いづらい面もありますが、「この人とは会ってみたいな」という気持ちでSNSを使うことが多くなりました。

これは逆もしかりで、尊敬するほどフットワークが軽いあるアニメーターさんは、知り合ってすぐ高松に来る用があり、「会いましょう」と言ってくれました。

「フォロワーさんが来てくれました」と嬉しそうにつぶやくお店の方の投稿を見ると、なんだかこっちまで嬉しくなったりします。特にお店をやられている方は、お客さんに足を運んでいただくことが目的だから、まさに「SNSはリアルな出会いの入口」ですよね。

使う人によって、それぞれ目的があっていいと思います。

・メモ代わり、ニュース代わりに使う
・ゆるく人と付き合う
・リアルの入口にする(出口にある目的は人それぞれ)

ただ。顔や素性が見えないのをいいことに、自分を必要以上に大きく見せたり、上から目線だったり、謙虚さがなかったり、自分からは何も与えなかったり。嘘をついたり。

うーん…これってリアルな人と人との付き合いだったら、相手にどう思われるか分かってるのかな? と思うあり方もチラホラ見ますね。

で、何がしたいの? っていう。ブランディングと虚構の狭間。

自分が好きな飲食店に、ほかのユーザーさんも行っていた。なんなら時間こそ合わなかったけど今日行っていたと知ったら、嬉しくなりません?

こんな小さなことにアンテナを張っているだけで、人を現実のものと感じられます。その日香川県一帯にかかった虹は、ごくごく当たり前のことを教えてくれました。

とりとめがないですが、今日はそんなところで。


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