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2023群馬・栃木の旅 秋編

先日の旅はそれはそれは素敵なものだった。好天の穏やかな丘には心地よい涼しさの風が吹き流れ、僕らは明朝からグラスのワインを交わし、そして夕暮れに祭りの終わりの音楽の流れる頃まで、たいそう飲んでたいそう食したのである。今となってはもう遠い、栃木に在するココ・ファームの収穫祭で。

出立したのが先週金曜17日の午後。19時ごろには群馬の例の所長の実家に無事辿りつき(そもそも運転しているのは毎度おなじみ所長だが)、祝杯を交わし、しょま(おなじみ所長の孫でしょまくん)くんとも再開のハグを交わしては大はしゃぎに桐生の11月下旬の宵は更けていった。さすが11月末、夜風はちゃんと冷たくて、僕の深く吐いた溜息はかすかに白く濁ったが、再び酒盛りの居間に戻ればあふれんばかりの熱気が確かにあり、その渦をしょまくんの元気が無限大に肥大させていた。僕はつい、缶ビール2本ほどでたいそうの酔い心地だったほどである。

てなわけで『2023群馬・栃木の旅 秋編』。もったいぶらずに、逆に薄れる記憶がもったいないので、たっぷり書き連ねてゆく。
鹿田です、よろしくね。

いつもであれば1日目の宴会は限界まで飲んで楽しむのがお決まりであったのだが、明日にワイン祭りを控えるとあってはそうはいかず、ましてや早朝7時30分台の電車に乗って会場に向かわなければならないとあって、11時過ぎには僕たちは(鹿田と眼鏡さん)物足りなさを引き連れて近くにとった宿へと重い腰を上げてむかった。

今回の宿は比較的近場にとることができ、我々二人は少しもつれる足で宿に戻った。その名をビジネスホテル西桐生というが、近所の西桐生駅からも近く、所長の実家からも徒歩で10分といったところで適度な場所に位置した。しかし最寄りのコンビニは12時閉店となっており、そんなにゆっくりはしていられないなと我々は歩調を上げてそこへと向かった。して、ビールとつまみを買ってホテルにもどると、もう入り口は閑散としていて元気な管理人さんもおらず忍び足で2回の部屋へと向かった。

では二次会。というのが定例であるが、しかしこのビジネスホテルには共同浴場があり、せっかくなので入ってこようとタオルバスタオルと浴衣を方に引っ掛けては1階の玄関近くの浴場へいった。貸し切りの可能性もあったがうまくあいており、我々は体を洗ったのち少し熱めの風呂に浸かっては「はぁあ」と声にならぬ至福の口漏れを盛大に流した。きもちよかったなぁ。

あ、そうそう。時を少し戻す。セブンイレブンの話である。我々はそこに酒とつまみを探しに立ち寄った際、レジ横にひときわ目立つ黄色き長方形を目にして固まった。して手にとりしげしげと見つめた次の瞬間にはそいつもぽとっとかごに入れて店員に手渡した。その後ふたり手に取りあやしくにやりと笑っては、スマホで写真をとって所長に送った。”群馬””黄色””長方形”とくれば何を隠そう知る人ぞ知るぐんまちゃんデザインの『群馬県民手帳』である!


みよ!これが、かの、群馬県民手帳である!(眼鏡さんと、ビジネスホテル西桐生にて)

仲を見てにやにやしているうちに、酒や風呂やもろもろの疲れから我々はいつもになく早々と布団にもぐり寝ることとなった。鹿田は充電器をもって来たはいいが、肝心のタイプが間違っていて、用意周到に予備に持ってきていた眼鏡さんのを借りて充電した。

てなわけで、翌日からはまた別の記事で。


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