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売れてるアイドルは偶像化し、売れてないアイドルはドキュメンタリーで魅せる

最近のアニメで話題になってるのがジャンプ+で連載中の「推しの子」です。

僕自身は1話の途中で観るのを辞めてしまったのですが、アイドルとしては乃木坂46をはじめ坂道系アイドルグループが好きです。

そこから見える売り出し方の違いに少し面白いと感じた点があったので、その点を今回は書いていこうと思います。

センターは入場口

アイドルのセンターに選ばれる人は可愛いのはもちろんですが、そのアイドルグループの方向性をその人で伝えているなと感じました。

AKB48のセンターに前田敦子さんが選ばれたのは、秋元康さんが「1番センターに向いていない」と感じたからだそうです。

そこからどう彼女が成長していくのか、グループの成長は彼女の成長と共にあるというメッセージ性だったのでしょう。
まさにアイドルグループの初期というのは、可愛さの完成度よりも、このグループの成長する姿が見たい、応援したいと思わせることです。

そしてそこにあるのはリアルであり、ドキュメンタリー性。
乃木坂46ではその役を生駒里奈さんが背負い、その脇を務めるのは最初から完成度が高いと言われる人たちでした。

バラエティ番組でも寝起きドッキリなどですっぴんを見せたりと、今の立場からではすることないことなども初期の活動ではしています。

売り出し中は身体を張って当たり前かもしれませんが、アイドルという英語は日本語訳すると偶像になります。

その矛盾とも言える活動を通し、ファンとの距離を縮めることこそが初期においては必要だったのだと思います。

やがて人気が出てくるとその姿も段々とアイドル本来の姿である偶像と化していきます。
映る姿はいつも笑顔であり、可愛い姿。
努力や頑張る姿はファンクラブのようなものの中だけでしか見れなくなり、より深いファンにだけ届けられるようになります。

それはビジネス面な部分でいうと、よりファンを質の高いファンにし、資本主義において質の高さはお金を落としてくれる人にあたります。

つまり表層的な部分では偶像化しつつも、ファンなどの一部にはドキュメンタリーな部分は見せ続ける。

この人可愛いから入り、そこからこの人の頑張る姿に惹かれるに変わると一気にファンになります。

だからこそドキュメンタリーな一面は見せる必要があり、成長を応援することこそが今のアイドルの本質とも言えます。

乃木坂46で言うと少し前に新しく入った5期生はこれまで以上に即戦力と言われており、これまでのあどけない可愛さと言うより既に完成された可愛さの人が多いように感じます。

会社で例えるならば、企業として段々と成長していき新卒で入ってくる人の学歴が段々と高くなってくることに似ているでしょうか。

そしてこれは乃木坂46が置かれた立場を示すものでもあり、土台を作った1期生が全員卒業しこれからどうなるのかがファンとしてはもちろん、大企業病みたいにならずビジネスとしてもどう縮小させず拡大していくのかが楽しみです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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