大学のサークルの頃の話

何度か呟いているが、最近サークル時代の友達に会う機会があったので、思い出しがてら書いてみたいと思う。

私は大学時代、合唱サークルに所属していた。
ただ、演劇やバンド活動も行う変わり種サークルでもあった。

高校時代から合唱を続けている私にとっては物足りないことも多く、常々ストレスを溜めていた。

もちろん、好きなところもあったので、ある程度は続けていたわけだが。
これから書くのはただの愚痴だが、あまり言うとサークルの心象も悪くなるので、少しは好きなところも書いてみる。

サークルの好きなところ
①同学年の仲が良い
②上下関係がそこまで厳しくない(先輩とも接しやすい) 
ただ、良いところはこれぐらいのもので、人が好きという理由だけで、持ち堪えていたような気がする。

嫌だなぁってところ
①経験者が少ないので、とにかく周囲から浮きまくる
②本当に簡単な曲しかやれない
③少し意見すると嫌な顔をされたり、出来ない、無理などと言われる
④純粋にやる気がない
⑤初心者ファースト。経験者は居場所がない。
⑥飲みサーの名残が残っている

簡単にまとめるとこんな感じ。

正直言って歌いたい人がまともに歌えるような環境ではなかったと思う。
他にも数名経験者がいたが、軒並み不満を抱えていたし、先輩方の中にも以前は多少は経験者がいたようだが、1年そこらまでしか続けられない人が多く、私が入部した頃には、先輩の中では1人だけしか経験者がいなかった。

そんな環境だから、誰かが辞めるのは当たり前ぐらいに思っている人が多かったと思う。

誰かがそれを「篩にかける」と表現していたが、それは正しい篩だったのかは甚だ疑問だ。
合唱団である以上、歌いたい人が楽しく続けられる、必要とされる場であって欲しかったと思うのだが…

私は大学1年の後期あたりから、精神的に崩れ出し、サークルに行くと胃が痛くなったり、夜寝る前に思い出して泣いてしまうようなこともあったりで、散々だった。

サークルの友人には恵まれていたので、溜め込んで相談すると「無理をするな。」「このままだと壊れちゃうぞ。」と言われていたし、「君の大丈夫は大丈夫じゃないから心配なんだ」としょっちゅう心配されていた。

コロナ禍もあり、大学2.3年はほぼ活動ができず、それもまたストレスで休団の末、辞めてしまった。

先日、友人と会い、その頃の話をしたが、お互いに愚痴しか出てこなかった。
今、たくさん歌って充実した日々を送っている私を見た友人から「あんなに楽しそうに歌っているの見て嬉しくなっちゃった。」「顔色良くて安心したよ。」と言われ、当時それだけ心配を掛けていたのだと反省した。

今思うのは、心を壊しかけるぐらいなら早く辞めた方が良いなってこと。
友人も言っていたが、私はとにかく耐えてしまうところがある。よく言えば我慢強いということだが。だから「職場が苦しかったらちゃんと辞めるんだよ!わかった?!」と念押しされてしまった。

サークルにいて学んだのは人間関係の怖さだった。少数派ってあそこまで多数派に踏まれてしまうんだってことだった。

ただ、あのサークルにいたから今の団体の有り難みが分かる気がするし、大事な友人にも出会えたのだから、少しは感謝をすべきだなとも思ったりもする。



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