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アメジストってどんな石?

こんにちは。ひかりのいしむろ店主のあゆみです。

今週末2/8(土)から募集開始の、石と言葉のひかむろ賞 愛の漣でテーマに置いているアメジストについてご紹介したいと思います。

後半はひかむろの作品や在籍する石たちのご紹介です。

読んだり見たりする中で、インスピレーションが湧くかもしれません☆

(実は、たくさん画像を用意していたら予想以上に時間がかかってしまい....もうとっくに書いちゃったよ!という方、ごめんね....でも何作でもどうぞ!!)

では、どうぞお楽しみください♪


アメジストとは?

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水晶(クリアクォーツ)に非常に近しく、結晶系も硬度も同じです。紫色の原因は、水晶に内包されている微量の鉄分が放射線の影響で原子価の状態が変質することと言われています。

主要産地はブラジル。その他、ウルグアイ、インド、南アフリカ、メキシコ、などなどから産出されます。日本でも宮城県や鳥取県などで産出されます。

英名:Amethyst(アメジスト/宝石名として正式名称はアメシスト)
和名:紫水晶
組成:SiO2
色:薄紫から濃い紫まで濃淡あり
光沢:ガラス光沢
結晶系:六方晶系
硬度:7.0(水晶と同様)

アメジストの語源は、ギリシャ神話に登場する乙女"アメジスト"です。

月の女神「ダイアナ」に対して、お酒の神様「バッカス」は悪戯をはたらき、そして戒められました。叱られた事に怒りを覚えたバッカスは、[誰でもいいから今から出会った者を猛獣に襲わせてやる]と腹いせを考えてしまいました。
そして運悪く通りかかったのがアメジストです。(アメジストはダイアナの女官)ダイアナはその事態に気づき、「猛獣」であるピューマがアメジストに襲い掛かるその瞬間にアメジストを一瞬にして透明の水晶に変身させました。
透明に固まってしまったアメジストを見て、バッカスはひどく後悔しました。自分の犯した過ちの深さを知り、償いとして葡萄酒をアメジストの身体に注ぎました。するとアメジストは透き通るように美しく気高い紫水晶に変わったのでした。
(天然石のお店 クリスタルワールドのwebサイトから引用)

ここから、アメジストには酩酊防止の効果があるとも言われています。(アルベルトゥス・マグヌス『鉱物書』より)ギリシャ語amethustos(アメテュストゥス)は"酔っ払っていない"の意。お酒のみならず、様々な人生の悪酔いからも守ってくれるなども言われています。

石言葉は、石と言葉のひかむろ賞愛の漣の告知記事から再度引用させていただきます。

<精神的な愛の願いを叶える>
霊的な次元を高める紫のアメジストを身近におくと心身を深く癒し、同時に精神を高い次元への成長させ、冷静な判断力、直感力が備わるのです。また、愛の願いを叶える石とも言われています。それは肉体的欲望からの愛ではなく、精神的に充実した「真実の愛」。家族や職場など、身近な人に対し慈悲深い心を持てるようになるでしょう。(「パワーストーンの教科書」新星出版社 より抜粋)

上記、やや独特な言い回しもありますが、一言で言うならば慈愛と言えるのではないでしょうか。激しい愛というより、慈しみ深いしみじみとした精神的な愛情。


深い紫紺色から淡い藤紫色まで、様々な色合いがあります。

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なお、今回の賞の景品となっている原石たちは"世界一美しいアメジスト"と呼び名の高いメキシコ ベラクルス州産のものです(産地閉山済み)。美しさに順位はつけられませんが、ベラクルス産のアメジストは色の濃さは比較的低いですが、透明度が非常に高いものが多いです。

ひかむろのチーム・ベラクルス産の中で、一番透明度が高いもの。

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ひかむろのチーム・ベラクルス産の中で、一番透明度が高いもの。

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受賞者様が選ばなかったものは、後でショップにも掲載しようと思っています。全ての結晶は告知記事内をご覧ください。


乙女アメジストは一瞬で石になったということですが、実際の石ははるかな時間をかけて結晶化が進んでいきます。一つ一つ色味や形のちがう個性豊かな石はまるで人間みたいだなあ。。なんて感じることもあります。。


さて、ここからはひかりのいしむろの作品や在籍する石たちをご紹介していきます。


ひかりのいしむろのアメジスト作品たち(2/5現在)

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数えてみると、ネックレス(ペンダント)4つ、ブレスレット1つがありました。こうしてみると、それぞれ色味も光も違って、個性的ですね....!(自分で見直して再発見...)

今回の企画を機に、今までイベントだけで出していたものも、すべてショップにも掲載しました。(今年はイベント出店よりもオンラインを充実させるスタイルでいきたいと思います。)


まずはブレスレットから。磨りガラス状のアメジストと周りは仄ピンクなローズクオーツ。(MITAMAデザイン)3つ、同じ大きさで並べると(真ん中大、周り小さめとは)一味変わった雰囲気になります。

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つけるとこんな感じ。ぽこぽこしててかわいいです。意味としては、心を開いて大きな愛に包み包まれる、恋愛など愛情を深めるお守りにぴったりな組み合わせだったりします。

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水晶の中に浮かんでいるようなアメジストのカボションカット。赤い別の石(ゲーサイト)も針状に入っています。通常のアメジストよりもレアピースです。

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透明度のものすごく高い宝石質の、清流のような原石。あたたかさと冷たさが共存している不思議な力を感じます。

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※タイトルが変更前から反映できていません。リンク先と異なりますがご了承ください。

カボションカット+原石の組み合わせもできます。(冒頭の3つのアメジスト写真の真ん中と右端を組み合わせています)

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アメジストとシトリンの合わさったアメトリンという石も。

アメトリン2



オーダーメイド作品にも多く取り入れられています

こちらは2月お誕生月の方からのご依頼。アメジストとレインボームーンストーンのネックレス&ブレスレットのセットです。(お渡ししたカフェにて撮影)落ち着いた、優雅な雰囲気に仕上がりました。

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(冒頭の3つのアメジスト写真の左端の石を使っています)

碧色のフローライトと藤色の糸とのコラボレーション。きれい....!!

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アメジストを使ったペアブレスも。溶岩(黒)×アメジスト、サンストーン(オレンジ)×アメジストの組み合わせ。

(余談ですが、溶岩も石言葉で愛を深めるという要素があったりするんですよ....!)

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ちなみに女性のサンストーンとの組み合わせでは、金属アレルギー対応のため全ての金属を水晶に変更しています。

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現在、ひかむろ在籍のアメジストたち

以下の画像に登場しているメンバー+α、ご紹介していきます。全てオーダーメイドで使用することができます。

まずは丸玉ビーズから!

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通常のアメジストと、ピンクアメジストのややおとなしめのキラキラカット。

丸玉も、同じように見えて一つ一つ違います。

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もっと極小なのもあったりします。その他丸玉含む一覧はこちらからご覧いただけます。


今回のプレゼント以外の原石は、こちら。原石だけでも、他の石と組み合わせてもよさそうです。

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以下は、カボションカットになります。以下3つは同じ研磨師さんから購入したもの。どれもぷっくり系でかわいいです。

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まず一番左、ファントムアメジスト(色薄め)。ファントムというのは、結晶の中にさらに結晶ができている現象のこと。

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透かすとこんな感じ。特に模様がある石って正真正銘唯一無二でキャラが立ってます。

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かなり深い紫です。(ピカピカすぎて私が写っている...すみません)

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それでもしっかり光を通します。この赤みは鉄成分です。

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こちらは、とてもとても綺麗なアメトリン(アメジスト+シトリンの合体バージョン)。

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仕入れ後、とっさに撮影した1枚ですが緑にものすごく映えています....

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このアメトリンのために、買い付けの翌日もう一度店に戻ったくらい、魅力的なピースです。アメトリンの色味は本当に独特で、雰囲気としては、アメジストよりも明るく軽い感じがします。


こちらは、より美しさが際立つ、ファセットカットの2つ。

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天然石というより宝石質の宝石です。(ただ手前の端、すこしだけヒビが入っているのでご了承ください。)

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深い色に光が入ったときの美しさったらないですよね...

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以上となります!


丸玉、カボションカット、原石すべて、オーダーメイドで制作可能です。現在、オーダーは3月末までの実験価格でお送りしています。なるべくシンプルに、選ぶ石による価格の差はほぼありません。

他の石や価格については、以下の記事をご覧いただくか、長くて面倒だと思うのでお気軽にお問い合わせください。お問い合わせ、見積もりはもちろん無料です。ちょっと興味あるーっていってもらえるだけでめっちゃ喜びます。笑

お問い合わせはTwitterDMあるいはinfo@hikamuro.comまで。
フォームからいただいてもOKです。

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それでは、あと3日後の2/8-2/16、石と言葉のひかむろ賞愛の漣、どうぞよろしくお願いします。みんなで書いたり、読んだり、楽しみましょう♡ 

ちなみに私、先日追記記事で「みんなのお話、しっかり読むよ!流し読まないから安心してね!」と言いたくて割としっかり書いたのですが、ぜひ気軽に参加してくださいね。シリアスにがっつり書いて欲しいというわけでは決してありません。

ずっしり系も、なんとなくさら〜っとふわ〜っと書いてみたよ〜系も、その他、どんなものでも歓迎です♪♪

あと、みんなのフォトギャラリー、ちょいちょい更新していまして、この記事に入れた写真の一部も、2/7までにぼちぼち入れていくので、また覗いてもらえたら嬉しいです!(ひかりのいしむろ で検索すると出てきます)なんども言いますが、ひかむろのアメジスト画像は使っても使わなくても構いません。


また、今回小説部門を一緒に盛り上げていただく千羽はるさんにも、開催に寄せてのnoteをいただきました。ぜひご覧ください♪


石と言葉のひかむろ賞愛の漣、詳細はこちらから。


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