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衝撃と歓喜のドイツ戦を振り返ってみよう

権田の怒涛のファインセーブやVARやドイツの再三のシュートミスにも助けられましたが、やはり森保監督の思い切ったシステム変更が効きましたよね〜。

日本がカナダ戦などで3バックを試したことはドイツも当然知っていたはず。
でもさすがにこんな極端な攻撃偏重の布陣に変えてくるとは想像してなかったんじゃないでしょうか。

前線に浅野、南野、堂安、三笘に伊東って、ウイイレかっていう(笑)

まさにハイリスクハイリターン。
「(点をとるための)リスクを取らないサッカーは塩胡椒のないスープと同じ」とはオシムの言葉ですが、いや〜リスク取り過ぎでしょう😅

矢継ぎ早に攻撃的な選手を投入し、相手が対応仕切れないうちにゴールを奪う。
日韓大会で韓国(ベスト4)を、ドイツ大会でオーストラリア(ベスト16)を率いたヒディングの采配を思い出しますね。

対して、結果論ではありますがドイツは交代カードの使い方が良くなかった。

日本がシステムを変え、前線の人数を増やしたことでマークがズレたのかドイツのゴール前にボールが運ばれ始めます。
リードしているとはいえそんな状況にもかかわらず、ミュラーとギュンドアンを下げてしまった。。

うーん、二人とも30代のベテランだし、次のスペイン戦のことを考えちゃったんでしょうか。。

彼らがベンチに下がったことで中盤が間延びし、速攻があまりハマらなくなったように見えました。

中盤が間延びということなら前がかりになっていた日本も同じなので、速攻かけられてたらさらに失点した可能性が高いですが、ドイツがロングボールを放り込む大味なサッカーになってしまったのが幸いしたのでは。
それでもセットプレーの時のドイツは超〜〜怖かった(笑)

あと試合全体を通して思ったのは、意外にドイツにスピード感が欠けていたなと。
前半、前田や鎌田らが絶え間なくプレッシャーにいくものの圧倒的にボールを支配し、悠々とボールを回せたことで、もしかして変な余裕が出てしまったのか。
先制してからは特にそう感じました。

王者のサッカーをし過ぎてしまったのかもしれません。

ともかくも、おそらく日本のシステム変更にディフェンスが対応しきれず、結果、日本の1点目のシーンでは堂安をどフリーにしてしまい、2点目では浅野へ曖昧な対応をしてしまったのがドイツにとっては痛恨のミスになったと言えるでしょう。

同点にされたタイミングですぐにゲッツェら前目の選手を投入するも後手に回った感は否めず。。

それにしてもアディショナルタイムにノイアーが前線に上がってくる姿は衝撃的でした。
そりゃノイアーだって、普段からここぞという時はセットプレーに入ってくるでしょうけど、それをまさか日本戦で見ることになろうとは。
それはそれこれはこれですが、東日本大震災の時の、ノイアーとウッチーのエピソードを知ってるだけにちょっと複雑な気持ちも。。

⚽️⚽️⚽️⚽️⚽️

さて、日本としては伝家の宝刀をいきなり初戦で使っちゃった感はありますが、初戦でドイツに勝った意義はやはり大きいと思います。(日本は過去のW杯本大会で優勝経験国に勝ったことはありませんでした)
さらにセットプレーでなく流れの中から2点取れたというのは自信に繋がりますよね。

吉田が試合後のインタビューで触れてましたけど、サウジがアルゼンチンに逆転勝ちし、アジア勢が欧南米列強の狩場になる流れを止めてくれたのもメンタル面では大きかったと思います。

そしてもちろんドイツへの感謝も忘れちゃなりません。
クラマーさんを招聘したことから始まり、日本は常にドイツサッカーを手本にしてきました。加えて多くの日本人選手がブンデスで揉まれ、成長してきた結果がこの勝利に繋がったとも言えますね。

だから大金星ではありますが奇跡ではなかったと思うのです。

※素人目線なので、事実誤認はご容赦をm(_ _)m

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