ガールズ&パンツァー×ガサラキ

 県立大洗学園他、対大学選抜戦に参加した学校の戦車道部が特務自衛隊教導団第3実験中隊と対戦する。

大まかなあらすじ

 対大学選抜戦からしばらく後、ようやく廃校を回避して安堵する一同の下に、戦車道連盟からエキシビジョンマッチの招待状がやって来る。なんでも、戦車道連盟に多額の出資を行っている大企業《豪和インスツルメンツ》と防衛省からの強い要望がったとのこと。また、招待状は全国大会参加校全てに送られたらしく継続高校を除いてほぼすべてが参加するらしい。既に疲れも癒え、戦車の修理も終わっていることもあり、特に断る理由もないので了承した。しかし、直後に気になるニュースが、先の大洗単独では敗北確実の殲滅戦を仕組んだものの見事に目論見が外れ煮え湯を飲まされた文科省官僚の辻謙太が今回の試合を実行するために各方面に手を回したというのだ。

 当日、試合が行われる富士演習場にやって来て、数日ぶりに他校の面々と再会。しかし、誰も肝心な試合の相手を知らなかった。直後に大学選抜のアリス他ABC各小隊の隊長たちがやって来る。

 まさか、再戦か!?と強張る一同。しかし、アリス達も今回の試合で謎の挑戦者と戦うことになっているという。

 やがて、開会式が行われ一同は対戦者と向き合うことになった。

 そこで少女たちと観客の前に姿を現したのは、全長4mの鋼鉄の巨人。特務自衛隊が豪和インスツルメンツと共同開発した試作人型機動兵器・戦術甲冑(Tactical.Armor)17式雷電だった。

 唖然とする一同。開会式でゲストとして登壇した豪和インスツルメントの重役 豪和一清氏の弁によれば、どうやら今回の試合はTAのデモンストレーションが目的だったらしい。先の全国大会の優勝校とその強力なライバルたちからなるドリームチームと特自のT.A部隊第3実験中隊と戦わせT.Aの優秀性をアピールするようだ。

 自分たちの戦車道を新兵器のアピールに使われるという行為に憤りを見せる まほ、エリカ、カチューシャ。しかし、ダージリンやケイはむしろ受けて立つという言う様子。そんな低俗な目論見を正々堂々と返り討ちにしてやるつもりらしい。

 ちなみに、大洗の方はというと優花里は「自衛隊の最新兵器と模擬戦ができるなんて!!」と大興奮。

 他にも1年生の桂里奈やアリクイさんチームのオタクゲーマー一同が「スゲー!本物の戦闘ロボットだ!」とはしゃいでいた。

 メカニックぞろいのレオポンチームはT.Aそっちのけで特自のトランスポーターや指揮通信車に興味がある模様。

 やがて、試合ルールの説明。今回の試合は簡単に言うとフラッグ戦と殲滅戦の半々だった。戦車道チームは4機のT.A+指揮装甲車の特自部隊が守るフラッグ地点を占領することが勝利条件。一方で特自チームは戦車道チームの半数以上を行動不能にするというものだった。制限時間は1時間、それが過ぎれば判定となる。

明らかに特自側に不利だった。よほど自信があるのだろうか?

 やがて、試合開始直前、戦車道の作法に従って双方の搭乗員と戦車/T.Aが向き合った。

 試合地点に向かっていく両者を来賓席からモニターで見ていた一清はほくそ笑んだ。実は今回の試合にはもう一つ別の意図があったのだ。実は以前の調査でおここには とある儀式 に必要な場所《”GS”ポイント》が存在し、そこが、ちょうどそのど真ん中が実験中隊が守るフラッグ地点である。

「そこで戦いユウシロウの心拍数が最大となり、メンタルバーストが起これば.....」

その時こそ、豪和一族の否!私の野望が成就する時だ!!

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