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作家さんに会いに行く旅。 in 滋賀

先日夫婦旅の旅行記を書き終えましたが。
実は夫婦旅の1週間後、再び関西に舞い戻っておりました。

目的地は、滋賀県。
以前から母娘で推している絵描きのアメさんが、地元で個展を開催するとのことで、そちらにお邪魔してきました。

アメさんとの出会いは、数年前のデザインフェスタ。
ブースを見ていた時、以前母娘そろいで使っていたスマホケースにそっくりな絵を見つけた私。もしやと思い尋ねてみると、正しくその作家さんがアメさんだっというのがきっかけでした。

「会うべくして会った作家さん」
そんなご縁を感じています。

それにしても。
この会場のノリアキ工房さん、可愛過ぎませんか?

カントリー系の雑貨やインテリアたち。
両親の趣味でこうしたものに囲まれて育った私にとって、子ども時代を思い出させてくれる懐かしい存在です。

昔は気づかなかったその魅力に、なぜか大人になってから惹かれるようになりました。原点回帰というのでしょうか。私がつくった架空のお店「ひとます雑貨家さん」も、大きな影響を受けています。

そんな「好き」と「懐かしさ」が詰まった空間。
個展はもちろん、会場に行くこと自体も楽しみに旅行までの日々を過ごしました。

***

当日朝。
途中駅で母と合流、新幹線で京都に向かいます。

同行うさのラムちゃん・ラミちゃん。

翌日朝イチで個展に行くため、初日は京都フリー観光。
夕方に琵琶湖線で移動し、草津駅前のアメリカンなホテルにチェックイン。

滋賀と京都って、電車で30分ほどの距離なんですね。
勝手にもっと時間がかかると思っていました…
土地土地の実際の距離感を感じられるのも旅の良いところです。

夕食はホテル近くの居酒屋さんで軽く乾杯、翌朝に備えて早めに就寝しました。

***

2日目。
あいにくの雨の中、会場へ向かいます。

駅からグーグル先生は示していたのは、本当に?と疑いたくなるような道ばかり。疑いつつも指示通り、住居の間を抜けてゆきました。
(注:大回りすれば、ちゃんと大通りから行けます)

20分ほど歩くと、目の前にあのカントリーハウスが現れました。

会場のノリアキ工房さん。
本物も可愛い…

個展が行われていたのは、隣の旧カフェエリア。
まさに「野ばらの森のお茶会」にぴったりの素敵なお庭です。

リスさん、うさぎさんのお出迎え。
わくわくが高まる小道。
扉の向こうでは、お茶会がはじまっているようです☕️
お茶会を見守るうさぎたち。

扉を開くと、ハットを被ったアメさんがお出迎え。
お茶会にはアメさんの作り出したキャラクターたちが沢山いて、中へと手招いてくれました。

それはまるでおとぎ話のように。
ゆっくりと、ゆったりと流れる時間。

しとしとふる雨音を屋根越しに感じて。
歩くたびコツコツなるレンガの音はリズミカルに。

自然の織りなすものと。
アメさんのつくる幻想世界が混ざり合う。

アメさんによる、アメさんの「好き」が詰まった空間。
存分にどっぷり浸かることができました。

「好き」のお持ち帰りは、こちら。

Tシャツ、オシャレに撮るのむずかしい。

きっかけのスマホケースと同じオズの魔法使い。
もう一つ絵柄が気に入った赤い靴のTシャツ。

そしてリクエスト絵。
ラムちゃんと、お茶会に参加する私のイラストをそれぞれ頂きました。

右下のおかっぱが私です。家宝や…✨

「これからもアメさんの作る世界を楽しみにしています」

そう告げて扉の外へ出た時には、もうお昼時。
素敵なお茶会の余韻にひたる帰り道、雨の中を歩いていると、まるで少しずつ魔法が解けてゆくような心地でした。

どんな夢の世界も覚めてしまうのは寂しいけれど。
「またね」と扉を閉めて。「こんにちは」と扉を開く。

自分の好きな世界とつながる扉。
それが作家さんの作り出す「作品」なのかもしれません。
今、自宅でアメさんの絵を眺めながら、そう感じています。

一方で、作家さんに会うことは「現実」。
世界をつくる過程、歩んできた道のり。会って、お話して、作家さんの言葉に隠れたリアルが見えた時、より作品の世界観を深く知ることできるような気がします。

専門的なことは何にもわからないけれど。
見るたび、会うたび、感じることが変わっていくのが面白い。

だからこれからも会いに行く。気持ちの赴くままに。
また旅する鑑賞をしたいなと思う旅でした。

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その他に回ったところは別途、滋賀・京都旅行の旅行記で。
お楽しみに〜


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