見出し画像

厄除け

最後の厄年はまだ先だと思っていた。

ところが今年のお正月に見つけてしまった。

最寄りの駅はいくつかあるけれど、栄えている方の最寄り駅近くの小さな繁華街。
今まで存在に気付かなかったようなお寺がその繁華街の通りの奥にあって、お正月だったので厄年の一覧を書いた札を見えるように通りに立ててあった。

自分は関係ない、と思いつつなんとなく眺めていたら見つけてしまった。
自分の生まれ年。

前厄、本厄、後厄、とある厄年ではない。

表鬼門という方位の厄の中にあった。

この方位の厄、九星の自分の星ごとで決まり、「八方塞がり」とか「表鬼門」「裏鬼門」といった方位があるようだ。

表鬼門の一覧の上には、私の九星「七赤金星」が示されていた。

うわ、ということは娘もじゃん…。

ん?ということはお婿君も???

調べてみると表鬼門の年は、変化が大きく運気が衰退しやすい。新しいことを始める時は要注意(結婚、引っ越しなど)、体調も崩しやすいのでケガや病気に注意、とあった。謹んで静かに過ごすのが良いらしい。

「結婚前に厄除けしに行こうか」
と娘と話していたのに、忙しさに取り紛れてすっかり忘れてしまっていた。

ここに来て悪いことが重なった。

お婿君がどうにも体調が良くない。
うちにきてから2回も風邪をひいた。
先日は、なんと電車の棚に乗せていた荷物で置き引きされた。
電車の終点の駅で出てきたものの、リュックの金具がなぜか壊されていた。

ご存じの通り娘はねんざと骨折。
大好きなアーティストのライブのチケットも、面白いくらい全滅。
同じファン仲間からは
「チケット取れたよ~!」
と、娘がチケットをゲットできた前提のLINEが次々と来る。
なぜか娘だけ当選しなかった(笑)

私は先日、娘の病院受診の際に車をぶつけてしまった。
普通だったらぶつけない。
ぶつけないけど、全然車からは見えないっちゃ見えない花壇にぶつけて修理に出すことに…。

え?と思うくらいツイていないことが続いた。
ところが…
お婿君は携帯とお財布は身に着けていたので大きな被害はなく、かばんも出てきたので鍵も無事。

娘もけがはしたものの、命にかかわるようなものではない。
もちろん、職場とのことでメンタルダメージも心配ではあるけれど、ケガ自体は安静にしていれば治るものである(安静にしていれば…なんだけど)。

私の車はきちんと直すとウン十万かかるところ、部品を取り寄せて相方が直してくれた。部品代だけなので数万円前半で済んだ。

すんでのところで…なのである。

昨日、ふと表鬼門の厄のことを思い出した。
北東の方向にある場所を整理整頓してきれいにしておかないといけないらしい。
ちょっと仕事でばたついているけれど、近いうちにきれいにして、これも「良い」と書いてあったカレンダーを置こう。

何事も気の持ちようなのだ。
我が家には神棚があって、毎朝榊の水は変えて二礼二拍手一礼もしているし、毎月1日と15日には掃除もして扉も開けている。
正直言って信仰心があるか、というとわからない。
父が家を建てたときに設けたもので、買った家電製品にすべてテプラで購入日を貼るような几帳面な父が、なぜかこういうものに対してはアバウトで、ちゃんと掃除をしたりとか、きちんと決めた神社でお札を買って入れていた記憶がない。」
父が入院し不在になってから、なんとなく気が引けた私がせっせと掃除して頭を下げて手をたたいている。

気になっているのは、崇敬神社のお札が入っていないこと。
氏神様のお札は飾っているが、ここ、と決めている神社は少し遠いところにあるのでなかなか行く事ができないでいる。

うん。
これはもう行くしかない。
3人で行ってお祓いをしてもらって、お札を買ってこよう。

これはもう気の持ちよう。
そこまで行けば気が楽になると思う。
行きたい神社は高速を使って1時間半。
でも、それだけの時間を使う価値がある。
行くとパワーをもらえる気がする。

この際だから御朱印帳も買って御朱印集めをしようか、とも思う。
先日ハンズでかわいい御朱印帳が売っていた。
今度ハンズに行ったら買って来よう。

気づくとちょっとウキウキしている。
いかん、いかん。
謹んで静かにしなくては…。

梅雨前には行ってきたいな。
無事厄除けをしてきたら、またここでご報告いたします(笑)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?