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私、内向型人間、営業をしております

今、Amazon unlimitedのお試し期間であるので、気になっていた本が unlimitedで読めないか、Amazonで探してダウンロードして、あちこちかじりながら読んでいる。

今読んでいるのは、「内向型を強みにする」という本。有名な俳優さんや、某企業の役員など知っている中でも内向型の人は結構いるみたい。

内向的と言うと、引っ込み思案、人見知り、控えめ、あまり話さない、などそんなイメージを持たれているんだろうなと思っている。私はもれなく内向型に当てはまるのだろうが、この本を読む前からなんとなーくそう思っていた。

学生時代も、絡む友達は3人がマックスだし、静かな図書館が好きで小学校から大学まで唯一変わらず通い詰めたし、大学は友達が誰も取りたがらない古典の授業をとったりもして、わりと変わり者だと思われてた自覚がある。「一人遊び」がぜんぜん苦ではないのです。

でもまぁやっぱり、大学時代は飲み会を連日楽しめる友達がすごいなぁと思ったりもして、でも、やっぱり一日中遊び倒すなんてこと自体鼻っから諦め、もはや憧れ的な眼差しで見ていて、いろいろ模索して、大学時代はいわゆる自分探しみたいなことに奔走した時期でもあったのです。

それが今でこそようやく、自分の性質だと知り、自分の扱い方を知り、人と違う方法でリフレッシュしたり、土日に絵を書いたり一人で散歩に出かけたりする過ごし方に、納得感を得始めてようやく、なんだか華やかに見える外向型の人を羨んだって、どうしたってそうはなれないんだと分かった。

でも、そんな私が営業の仕事をしている。最初はそれこそ、ド苦労の連続だった気がする。そもそも人との会話が成立していないと先輩から致命的な指摘をされ、やれ数字の管理や、振り返りの資料作りや、ロープレ準備や振り返り、、、やることの波に飲まれてくたくたになってしまう。教育担当の先輩からは、育てるのめちゃくちゃ大変だった、と最後まで苦笑された。

でも幼い頃からの、人への興味は尽きなかった。人が好き、という感覚よりも、人に興味がある、と言った方が近い。

そして、なんとこの社会人生活の中で、社長賞とやらを2回も会社から頂いてしまった。完全なる結果論ではあったけど、そんな今だから違和感を覚えるのが、よく言う「適職診断」。あなたに向いている仕事、そうでない仕事、でよく性格診断とセットになっているテストのようなもの。

私、営業職は棒グラフで現れた適職診断でしたから3つ目くらいにありまして。全部で10本くらいグラフ化されてたんだけど、営業職してる身からすると、結構ショックで。。。営業職って、なんやねん、じゃあ私が今やってる営業ってなんなん。。。ってたかが診断、とかあんまり軽く思えなかったです。それを受けたのも1年半ぐらい前の話しで。

でも、やっぱり私はできるようになりたかったんです。わたしの職場をざっとみても、多分8割近くは外向型のタイプの人で、そんな人がたくさん活躍して、評価されていく。キラキラして見えるのです!!!できない自分が悔しくて、毎日泣きながら帰る日が続いた時もありました。ストレスでコンビニアイスを買わなくては家に帰れない日が続いておりました。

でもある意味、これまではそんな思いがあったからやってこられました。

自分の営業スタイルを作ることは容易ではなかったし、今でも数字は苦手だし、、でも、できるようになることが増えればそれはそれで嬉しいし、そんな形で今を迎えています。

私の尊敬する女性マネージャーの、

「向き不向きを前向きに」

という言葉が好きです。誰にだって、自分の特性上、向き不向きがあるし(健康を害するほどの不向きは、私はやらなくていいと思っているが)どうしたらできるようになるか、誰とタッグを組んだら達成するのか、、、これは適性関係なく勇気をもらう言葉だなぁと思います。

でもやっぱり「無理」はしない。どんなに会社から認められた功績も、もう無理して取りにいくことはない。私を認めてあげることの方が、わたしには大事だとじんわり思う、本でした。


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