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022.美術館に行く!/没後50年福田平八郎

有休消化になったらヒマだな〜何かすること探さなきゃな〜と思ってた矢先に、たまたま見てた楽天マガジン「美術展ぴあ2024」で福田平八郎展を見つけて、そうだ!美術館に行くぞ!!と。
学生の頃から日本画では伊藤若冲と福田平八郎が大好きなわたくし。没後50年なんですね。全然知りませんでした。公式サイトをチェックして、前期と後期で展示替えがあると知って、お得な2枚セット券(1枚1,800円のところ2枚で3,000円)を購入、会期が始まるのを楽しみに待っておりました。

公式ページにこの展示の見どころや構成が画像付きで掲載されています。チケットもここから買えます。


中之島美術館/紆余曲折ののち、2022年にオープン。

2階が入り口。コインロッカー(100円。あとで戻ってくる)にコートや荷物を入れて、トイレに行って、エスカレーターでいざ4階の会場へ。

4F/福田平八郎展入り口

入り口に置いてある展示品リストをいただきました。650円で声優さんの音声ガイドサービスもあり。私は耳が悪いのでパス。
初期から晩年までの120点以上が見られます。私は戦後の意匠的な作品のファンなのだけど、画風の定まらない時代も面白く見た。平八郎さんは釣り好きなので、水面や鯉や鮎の絵が多いそう。もっとも有名な作品の一つ「漣(さざなみ)」は琵琶湖の水面から着想を得たそうで、親近感です。

子どもの頃はよく琵琶湖に遊びに行ってました。紅葉パラダイスとか。


私は筍(タケノコ)や瓦(タイトルは「雨」)、植物や静物の絵が好きです。なんかカワイイw 今回初めて実物を見る作品ばかりで、実物のマットで上品な質感もステキでした。戦後の日本画不要論に悩まれたそうですが、そのものらしさを追求する日本画の良さはまた格別かと思います。展示替えの後期には「雨」も見られるようです。
日本画の平面的なアプローチと絵の具の質感が好きで、実は20数年前にカルチャースクールで習ってたことがありました。賀茂茄子とか梅枝とか描いておりました。全然上達せず、あれこれ買い集めた高価な日本画絵の具はメルカリで二束三文で売ってしまいましたけど。

作品と一緒に写生帖(スケッチ)も展示されていて、「漣」の着想とか、「青柿」の元図とか身の回りのものを描いたのとかを見ることができ、画家の頭の中を垣間見るというか、楽屋裏を明かしてもらったような楽しさがあった。平八郎さんはどこに行くにも写生帖を携帯し、気になったものを何でも描かれたそうで、私もヒマだしスケッチブックを出してきて気負わずに身の回りのものを描いてみよう!と言う気持ちになりました^^

新しくてきれいな美術館。また来たい。

展覧会を見た後に「館内のレストランでランチを食べて帰るぞ!今日だけは節約はナシや!豪遊や!」と、事前にメニューのリサーチなどして鼻息荒く出かけて来たのですが、同時開催の「モネ展」メニューばかりで、「平八郎定食」はやってなかった。。ソースが「漣」みたいになってる生姜焼きとか、「新雪」みたいなぼた餅プレートとかなかった。残念。モネ展と平八郎展では7:3くらいの集客差ありましたのでやむなし。印象派強し。

展示品のいくつかは撮影OKでした。

展示作品のうち数点は撮影OKだったです。それで「美術館に行ってきた!」と、撮影画像をSNSに載せてしまったけど、よく掲示を読んだら「私的利用のみOK」となってる。SNSはいいのかな?ダメなのかも〜と検索してみたら、結構みんなアップしてる。でもグレーですよね。迷った末、今回はnote掲載見送りで、次回に行った時に聞いてみようと思います。

美術館から梅田方面を臨む

結局、帰りは梅田までぶらぶら歩いて、デパ地下でお惣菜買って、福田平八郎の画集見ながら家でお昼食べました。散財せずに済んだし、展覧会は見応えあったし、なかなか良い一日でした。

この展覧会は2024年5月6日までで、5月18日から大分県立美術館に巡回されるそうです。

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