水郷佐原の夜
日帰りで鹿島から潮来、そして佐原を回ってきました。
帰りに佐原へ立ち寄ったときは夕暮れでしたが、ちょうど夜の風景を撮りたかったので、忠敬橋の周辺を撮ってみました。
利根川の水運で発展した佐原、中心部にあたる香取街道および利根川の支流である小野川沿いに古い街並みが残っており、千葉県で唯一の重要伝統建造物群保存地区に選定されています。
また、50歳過ぎから全国各地を測量し、初めて日本地図を作成した伊能忠敬の地元でもあります。
日中は観光客が多い一方で、夕暮れ以降の佐原は静けさが増し、時代劇の風景を思わせるような佇まいを見せています。
香取街道は車の往来が激しい通りで、なかなか思う通りの撮影ができませんでしたが、観音扉の重厚な店蔵など伝統的な町並みを残している辺りを撮りました。
奥に見えるのが「三菱館」と呼ばれる赤煉瓦の建物で、川崎銀行佐原支店の建物としてとして大正3年に完成、昭和18年から平成元年まで三菱銀行佐原支店として使われていた建物。
こういう近代建築が残っていることは、佐原が近代以降も繫栄していたことを示しています。
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