小林繭子

瀬戸内通信社 編集長、ライター、コピーライター。香川県高松市在住。 noteはエッセイ…

小林繭子

瀬戸内通信社 編集長、ライター、コピーライター。香川県高松市在住。 noteはエッセイ中心です。 瀬戸内通信社 https://setouchipress.com/

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  • #取材note

    取材にまつわるnote記事。思ったこと、気づいたこと、忘れたくないこと。

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    noteに出てくるお店を別記事で紹介しています。各お店が出てくる元の記事も是非。

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暮らす人たちに出会う旅(徳島県美馬市)

せっかくレンタカーするなら、行ってみたいところがあるんだけど。そう提案した先は、徳島県美馬市だった。GoogleMAPのブックマークは3つだけ。少ないけれど、いい感じだなぁ……ええい、宿が予約できたら行っちゃおう。そうして宿を押さえ、レンタカーを確保し、カレーを予約してととんとん拍子で旅が決まったのは、出発前夜。日帰りでも行けるけれど、なんだかゆっくり旅がしたかった。せっかく行くしとSNSでつながっていた徳島のライター高木さんや、定期的に【うだつの町並み】で出店している【時宅

    • 取捨選択をする、自分で叶える。

      「食べていけるのかイメージがつかない」、少数派だと思うけれど、いきなりフリーで書く仕事をやり始めた人の最初の悩みなんじゃないかなぁと。 私の場合、初期はチャレンジングな状態だったので「やらせてもらう、そして必死で結果を出し次の仕事へつなげる」という感覚でお受けしていました。とはいえ、最初は顔見知りの方々からのお仕事だったのでありがたい案件ばかりで、正直恵まれていたと思う(本当にありがとうございました!ちなみに、知っている方々からのお仕事を受けるのは毎回背水の陣だと思ってお受け

      • 銀だこのおいしい瞬間を逃さない

        銀だこが好きだ。初めて食べたときからずっとおいしい。そんな食べ物、なかなかなくない? 香川県高松市に「築地銀だこ(以下「銀だこ」)」はゆめタウン高松の販売店一店舗のみ。そして「銀だこハイボール酒場(以下「銀だこハイボール」)」はない。車を運転しない私にとって、ゆめタウン高松はなかなかハードルが高いけれど(本気で自転車漕いで着いたら滝汗くらいの距離)、定期的に銀だこを摂取していました。でも、なにかが足らない……そう、私が欲しいのは「銀だこハイボール」なのだ。 私は定期的にツ

        • ことりっぷ×noteのお題企画「#わたしの旅行記」で入賞しました👏 旅で出会った&美馬のことを教えてくださったみなさま、読んでくださったみなさまありがとうございました! またすぐいきたい、カーラヤカリヤ(呪文)。 https://note.com/note_travel/n/n6405a4a768be#02e794f6-ea8c-492c-a167-1bab9d2b21b5

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        暮らす人たちに出会う旅(徳島県美馬市)

        • 取捨選択をする、自分で叶える。

        • 銀だこのおいしい瞬間を逃さない

        • ことりっぷ×noteのお題企画「#わたしの旅行記」で入賞しました👏 旅で出会った&美馬のことを教えてくださったみなさま、読んでくださったみなさまありがとうございました! またすぐいきたい、カーラヤカリヤ(呪文)。 https://note.com/note_travel/n/n6405a4a768be#02e794f6-ea8c-492c-a167-1bab9d2b21b5

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          「いい記事だよ、だってこの人の話がいいんだもの」

          書いたものをほぼ全部読んでくれている友人、というよりは同志のような人に、ある時言われたことがある。 「いい記事だよ、だって、この人の話がそもそもいいんだもの」 プライドだけは高い私は、「えー……」、と即座に凹んだものだ。 でも、時間が経てば、その言葉がお守りのように私を安心させてくれている。いいものを書こう、だなんて思って書いてないけれど、誰かに何かを感じてもらいたい。 今日公開した記事は、まさに岡田さんの話がすごく良くて……。ウェブ記事にしては長めだけれど、「本当に面白

          「いい記事だよ、だってこの人の話がいいんだもの」

          強くなりたいって思ってた

          ずっと、強くなりたいと思っていた。 確かな自信、経験値、生活や仕事の基盤、豊富な仲間と幅広い信頼……そういったものたちによって人は強くなるのだと、なんとなく無意識に思っていた。強くなるためには、そういうものを育てていかなくちゃいけないんだろう、そんなの私には到底難しい、そう思っていた。 だけど、いつのまにか、強くなっていた。 些細なことで傷ついたり、ちょっとした言葉尻に揺さぶられたりすることはあっても、少し離れたところで「そんなこと、関係ないでしょ」というもう一人の自分

          強くなりたいって思ってた

          不要不急の、すきまの大事

          私には、お気に入りのワンピースがある。 2年前の夏、神戸に旅行したときに購入したものだ。香川に引っ越してから、日帰りや一泊で気軽に行ける場所として訪れるようになった神戸。知らない町で電車やレンタサイクルに乗りながら、Googleマップに印をつけた場所を巡り、少しずつ位置関係を把握しながら好きな場所を見つけていくのは旅の楽しみの一つ。そうやって、自分だけの地図をいくつかの場所で作ってきたと思う。 斜めの道や路地が多いそのエリアは、ブックマークしていた中華屋、店内で焼き上げるグ

          不要不急の、すきまの大事

          焦ってもいい、焦らなくていい。

          ウェブメディア「瀬戸内通信社」を始める前もいまも、瀬戸内にまつわるウェブ媒体や紙媒体を見ている中で、この土地のこと、地域の風習、歴史、文化…そういったことが自分には圧倒的に不足していると、コンプレックスを持ち続けていた。 瀬戸内通信社では「情報」以外のものを。そんな想いでスタートしたけれど、やはり情報が無いと何も始まらないのも確か。そもそも歴史が非常に苦手で、ほらここが源平の…と言われてもそれがなんなのか知らない始末(お恥ずかしい限り)。2020年、ウェブメディアも始めたん

          焦ってもいい、焦らなくていい。

          張りぼての鎧、手放して裸

          プロボノでレポートやコラムを書いていた頃、自分の書くことが誰かのアクションに繋がることが嬉しくて、もっと書きたいと思うようになった。自分が取材を受ける機会を得て、当時自分では言語化できていなかった、心に泳いでいた想いを彫り出すように書いてもらったことで、衝撃に近い喜びを体験したことも影響しているだろう。書く仕事を受けるようになってから、語弊を恐れずにいうと、張りぼての自信や自負を鎧にしてやっているような感覚をどこかで持っていたし、意識的にそう自覚すべきだと思っていた。だけどー

          張りぼての鎧、手放して裸

          WordCampOgijima2020×瀬戸内通信社

          先日、WordCampOgijimaで初めてイベントに登壇した。内容としてはウェブメディア「瀬戸内通信社」編集長としてメディアの紹介、有人離島専門メディア「ritokei(リトケイ)」統括編集長・鯨本さんとの対談でした。登壇にあたり、これまで抽象的に頭の中にあったことを言語化出来たり、気づきがあったのでそこをメインに整理してみる。 2019年、ライターと名乗り始めたライティングを仕事として受け始めたのは2019年。点と点を重ねるように近しい方々からお声がけいただいた仕事から

          WordCampOgijima2020×瀬戸内通信社

          お仕事記録(随時更新)

          お仕事依頼についてご連絡いただく際は概要、期間、ご予算を添えていただけるとスムーズにお話ができるかと思います。ご依頼は下記アドレスにて受け付けております(★を@にご変換ください)。すてきなお仕事とのご縁をお待ちしております。 mayuko.kobart.j26★gmail.com <事例> 取材記事、インタビュー記事、紀行文、冊子編集&ライティング、ウェブサイトコピー、講座体験レポート、SNSライティング 等 小林 繭子プロフィールライター、コピーライター、ローカルウェブ

          お仕事記録(随時更新)

          小説っぽいやつ

          その部屋の窓にはいつも分厚そうなカーテンがかかっていて、灯りがついているのかどうかもわからない。人の気配もなく、空き家なのかもしれない。ぱっと見でそう思ったけど、庭の植木鉢たちは手入れをされているようだった。 珍しく早朝にオフィスに行くと、その部屋のカーテンが揺れていた。窓が開いているのだ。でも、こちらにはカーテンもなく、じろじろ見れば向こうにばれてしまう。この至近距離でじろじろ見られたらいやだろうな、なんせ向こうはきっと民家なんだから。そう思って目線を外してみるも、気にな

          小説っぽいやつ

          この街の未来をつくるのは、私

          自分の住む街を、みんなどのように決めるのだろう。 好きな街は、色々ある。例えば、私は京都が好きだ。でも私にとっては、住みたい、ではなく訪れたい街である。 高松はここに住もう!という強い意志を持っているというよりは、色々あってここに流れついて、悪くないから住んでいる、というのが正直なところだ。 コンパクトな街は自転車で大体の場所に行けて、電車もバスも街を網羅し、仕事でも遊びでも困らない。行きたいところに思いのままに行ける、というのは本当にいい暮らしだ。お店の選択肢は正直少な

          この街の未来をつくるのは、私

          そうだ、引っ越そう

          住居にあまりこだわりはない方だ。 二階以上、コンクリ造、バストイレ別、日当たり良好、2口コンロ…一般的な女子が考える家の条件だと思う。 東京にいたときはザ・ワンルーム、日々家には寝に帰るだけだったので居心地の良さなど求めていなかった。部屋よりもベッドの方が重要だった。彼氏の部屋に入り浸ったりしながらそのまま最後まで、12年(!)同じ部屋に住み続けたけど、たぶん相性が良い部屋だったんだと思う。もしくは引っ越しが面倒だった。 小豆島で一人で住んでいたのは会社の持ち家で、シェア

          そうだ、引っ越そう

          第4回テラロックレポート

          もう一カ月以上たっちゃってるんだけど、かつ今観光についての話…と思いつつ普段書かないタイプの内容だったので、UPしておく◎ (こちらは自分の書いた記事にテラロック文章講座でH氏が赤入れをして下さったものになります)公式のレポートはこちらです。 第1部 JTIC.SWISS代表 山田桂一郎氏トーク2020/3/11にオンライン開催された第4回テラロック。 第1部は、観光地はどのようにアプローチしていくべきかを、テラロック主宰の寺西康博氏がゲストの山田桂一郎氏から聞き出した。ス

          第4回テラロックレポート

          「高松テイクアウトまとめ」公開。そしてウェブメディアが始まった。

          公開しました! 3/31にとにかく情報集めをスタート。今回はお店の人から情報提供してもらうことを大切にしました。 掲載方法とかまったく考えていなかったけど、こうして形になったこともうれしいし、今回の活動を見て、こういうのも街に必要じゃない?とか、ちょっと相談したい、など周りの人が考えていることを聞いて、考えて…、刺激的でうれしい日々。 これこそ高松のいいところ。顔が見える規模感だから、「これならあの人に聞こう」ってなるし、それぞれの活動を良い意味で把握できて、次の話が生ま

          「高松テイクアウトまとめ」公開。そしてウェブメディアが始まった。