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自分のトリセツ「一流の意識マネジメント」

潜在意識と投影

量子力学の研究が進むにつれ、わたしたちの世界は、わたしたちの意識によって創造されていることが明らかになってきました。

わたしたちの意識がどのように働いているのかを正確に理解し、それを望む方向に向けることさえできれば、わたしたちの未来は、自らが求めるものへと変容していきます。

自分の意識がどのように働いているのかを理解する上において、他人の存在というものは非常に貴重なものだったりします。

他人が自分の内側を示してくれていることを表現する言葉に、「他人は自分を映し出す鏡」というものがあるのはご存知のはずです。

このことを心理学では「投影」と呼んだりしています。

投影というのは、簡単にいえば、自分の内なるものが、ある対象に映し出されるということを意味しています。

投影については、よく「相手の言動を不快に感じるとしたら、それと同じ要素が自分の内側にある」というようなことが言われたりもしますが、それは決して正しい表現ではありません。

もちろん、そのような場合もありますが、そうではない場合も多分にあります。

投影の本当の意味とは、「他者(対象)を通じて、自分の中のなにかが映し出される」ということを意味しています。

ですから、何か不快に感じる人がいた際、「自分の内側にもこんな嫌なものがあるんだ」と自らを責めるのではなく、「わたしの内側には、こんなこと(人)を嫌だと感じる価値観が存在するんだ」と自らが持つ価値観に気づいてあげて欲しいのです。

そのようにして、他者(対象)を通じ、自らの内側にある価値観を紐解いていくことは、潜在意識の正確な理解を可能にしていきます。

例えば、威圧的な上司の態度を見たときに、怒りに近い感覚を感じたとしましょう。

そのように感じる要因は、幼い頃、父親から厳しくされたことかも知れませんし、もしかしたら、学校の先生から理不尽に(感じた)指導をされたことかも知れません。

重要なのは、その要因ではなく、どのような価値観を大切にしているのかということを理解することになります。

この場合であれば、「人に対して寛容であるべき」「人に対して優しくしなければならない」という価値観が、「人を鏡」とすることで浮かびあがってくるのです。

意識をマネジメントする

このように、人(対象)を通じ、自らが大切にする価値観を知ることは、自らの「現在地」を理解する手がかりとなります。

カーナビゲーションをイメージしてみてください。

目的地が明確になっているのにも関わらず、現在地が不明確であった場合、目的地へのルートは正確に示されることは決してありません。

よく自己啓発系のセミナーなどで、「目標が大事」「目的を明確に」というようなことが言われたりしますが、それよりも先に取り組むべきは、「現在地を明らかにする」ということになります。

そして、現在地という言葉が示すものは、自分がどのようなもの(こと)を大切だと思い、どのようなもの(こと)に価値を感じるかということであり、それを理解することが重要です。

わたしたちが夢や目標を実現するためには、このようにして自らが持つ意識に対する理解を深め、それを正しい順序で取り扱う必要があるのです。

正しい順序とは、①現在地、②目的地、③はじめの一歩、を明らかにしていくことであり、これこそが「意識をマネジメントする」ということに他なりません。

一流の意識マネジメント

ここで、一流と呼ばれる、二人のスポーツ選手の小学生時の作文を読んでみましょう。

その作文には、自らがどのような価値観を持ち、何を成し遂げたいかということが非常に明確に示されています。

潜在意識と量子力学の観点からも、イメージは非常に重要です。

今からでも遅くありません。

自らが何を大切に思い、どのような世界を創りだしたいのか、その想いをぜひノートに書きだしてみてください。

本田圭佑

ぼくは大人になったら、世界一のサッカー選手になりたいと言うよりなる。
世界一になるには、世界一練習しないとダメだ。
だから、今、ぼくはガンバッている。
今はヘタだけれどガンバッて必ず世界一になる。
そして、世界一になったら、大金持ちになって親孝行する。
Wカップで有名になって、ぼくは外国から呼ばれてヨーロッパのセリエAに入団します。
そしてレギュラーになって10番で活躍します。
一年間の給料は40億円はほしいです。
プーマとけいやくしてスパイクやジャンバーを作り、世界中の人が、このぼくが作ったスパイクやジャンバーを買って行ってくれることを夢みている。
一方、世界中のみんなが注目し、世界中で一番さわぐ4年に一度のWカップに出場します。
セリエAで活躍しているぼくは、日本に帰りミーティングをし10番をもらってチームの看板です。
ブラジルと決勝戦をし2対1でブラジルを破りたいです。
この得点も兄と力を合わせ、世界の強ゴウをうまくかわし、いいパスをだし合って得点を入れることが、ぼくの夢です。
出典:本田圭佑さんの小学校卒業文集より引用

イチロー

ぼくの夢は、一流のプロ野球選手になることです。
そのためには、中学、高校と全国大会に出て、活躍しなければなりません。活躍できるようになるには、練習が必要です。ぼくはその練習にはじしんがあります。
そのためには、中学、高校と全国大会に出て、活躍しなければなりません。活躍できるようになるには、練習が必要です。ぼくはその練習にはじしんがあります。ぼくは3歳の時から練習を始めています。3歳から7歳までは半年位やっていましたが、3年生の時から今までは、365日中、360日ははげしい練習をやっています。だから、一週間中で友達と遊べる時間は、5時間~6時間の間です。そんなに、練習をやっているんだから、必ずプロ野球の選手になれると思います。
そして、中学、高校でも活躍して高校を卒業してからプロに入団するつもりです。そしてその球団は、中日ドラゴンズか西武ライオンズが夢です。ドラフト入団で、けいやく金は1億円以上が目標です。
ぼくがじしんがあるのは、投手と打げきです。去年の夏、ぼくたちは全国大会に行きました。そして、ほとんどの投手を見てきましたが、自分が大会NO.1投手とかくしんできるほどです。打げきでは、県大会4試合のうちに、ホームランを3本打ちました。そして、全体を通した打りつは、5割8分3りんでした。
このように、自分でもなっとくのいくせいせきでした。そして、ぼくたちは、1年間まけ知らずで野球ができました。だから、このちょうしでこれからもがんばります。
そして、僕が一流の選手なって試合に出れるようになったら、 お世話になった人に、招待券をくばって、おうえんしてもらうのも夢の一つです。とにかく、一番大きな夢は、プロ野球の選手になることです。
出典:イチローさんの小学校卒業文集より引用


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