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自分のトリセツ「心のブレーキ外し」

3点が定まっても身動きができない原因

夢を叶えるため、目標を達成するため、幸せになるためには、自らが何を望んでいるのかを正確に理解する必要があります。

自らが何を望んでいるのか?ということがはっきりしてくると、その場所に少しでも早くたどり着きたいと思うのが人情ですが、自分が今いる場所が分からないことには、なかなかその場所にたどり着くことはできません。

というのも、何かを成し遂げるプロセスにおいては、計画というものが非常に重要で、その計画は今いる場所を正確に把握するからこそ、より効果的なものとなっていきます。

目標達成への効果的な計画さえできれば、あとはその計画に沿って行動していきさえすれば、目標とするものはどんどんと近づいてきます。

それなのに、その「計画に沿って行動する」という、一見単純な行動にブレーキがかかってしまうことが多々あります。

このブレーキは心理的なものが要因であることがほとんどなので、「心のブレーキ」などと呼ばれています。

心のブレーキが存在する理由

人間には生存本能として「ホメオスタシス」という、身体を一定の状態に保とうとする働きが備わっています。

暑いときに汗をかいて体温の上昇を抑えたり、インシュリンを分泌して血糖値の上昇を抑えるなどは、ホメオスタシスの作用によるものです。

そして、このホメオスタシスの作用は、身体的なことだけでなく、心理的なことにも作用すると言われています。

その作用こそが、「心のブレーキ」の正体です。

「自分らしい」「居心地がよい」と認識している状態に留まらせようと、無意識の力が変化への行動を制限してしまうのです。

心のブレーキの作られ方

ホメオスタシスの作用として作られた「心のブレーキ」の原型は、幼少期に作られていきます。

人は幼少期に、非常に無力な存在です。

自分の身を守ろうと思ったら、自分よりも強い存在に依存しなければならなかったのです。

ほとんどの場合、自分より強い存在とは自分の親であり、親がいなければ食べるものも食べられず、生きていくことも出来なかったのです。(と思い込んでしまっているのです。)

サーカスで育った象の話があります。

毎日毎日鎖につながれていた象は、子供のころに記憶した、鎖につながれたら身動きが取れないということが刷り込まれ、大人になって、身動きを取らなくなってしまうという話です。

このことは象だけの話でなく、生存本能を持つすべての生き物に共通したことになります。

そして人の世界の場合、幼少期に厳しく育てられたり、過保護に育てられたりすることによって、「心のブレーキ」が作られていきます。

例えば、お母さんと横断歩道で信号待ちをしているときに、「危ないから、じっとしてなさい!」というように声をかけられたとしましょう。

大人になった今であれば、母親は自分のことを心配してくれているんだと理解できるでしょう。

けれど、子供のときに受け止めたものは「わたしは怒られた。わたしはいけないことをした。わたしはいけない子だ。」というようなものになってしまうのです。

横断歩道で大人しくしていることは、大人になっても必要なことですが、それとは違う、少し歪んだ認識が、「わたしは大人しくしていなければならない。」というように、大きくなってからも自らを制限したりしているのです。

「心のブレーキ」とは錯覚

このように見ていくと、「心のブレーキ」というものは、幼少期の体験によって作られた「錯覚」であると言えます。

例えば「自信がある」とか「自信がない」とかということも、それまで経験した様々なことが理由となっている、「錯覚」に他なりません。

自信がないことで生じる「心のブレーキ」が錯覚だとしたら、自信があるというのも、ある意味で錯覚というわけなのです。

そして、「心のブレーキ」というものが錯覚であるということが腑に落ちててくるようになると、人は確信的に、自ら設定したゴールに向かってスルスルと行動ができるようになっていきます。

常に何かを成し遂げるために必要なのは、「明確なゴール(目的地)」と「正確な状況把握(現在地)」、そして、現在地から目的地に近づく「はじめの一歩」だけなのです。

もしも「心のブレーキ」がはじめの一歩を邪魔するようであれば、それが錯覚であるということに気づくことが必要です。

そのためのセッションやワークを受けてみるのも一つの方法ですが、一人で錯覚に気づけるようになる「内観力」を身につけることがとても大事なことだと思います。

「内観力」の身につけ方については、今後のテーマとして触れていきたいと思います。




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