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#36 夫婦で商いを共にするメリットとデメリット(前編)

こんにちは、夫婦でダンススタジオを営むシマムラ(妻)です。

そう、我が家は家族経営の自営業。

週32レッスンをひとりでまわすインストラクターの夫と、ダンスを教える以外の顧客管理から経理、クリエイティブまですべて担うわたし。

昔は家族経営で商いをやっているというのは多かったのだろうけど、今やこのスタイルはわりとまれだろう。

そんななか、父も母も個人事業主で自由度100%な半面不安定極まりない我が家だが、家族経営のいいところ、悪いところはなんだろう、とふと考えた。

ちなみに、わたしの結果から言うと、家族経営でなにか商いをするのはメリットだらけですげーいい。

天変地異が起こらぬ限り、いや、起こっても、わたしたち夫婦はもう自営以外の道はないし、基本的には家族経営でひとつのビジネスをやっていくだろう。


■家族経営小商いのメリット

まずはメリットからいってみよう。

・夫婦の会話が増える

世の夫婦ってのは、家でどれくらい、そして何を話題に会話をしているのだろう。

我が家はというと、基本的には子どもの習い事(サッカーやダンス)のことか、仕事(家族経営業)のこと。

よくよく考えてみたけど、逆にこれ以外の話題がたいして思い浮かばない。

朝起きてまず交わすひとことは「夜中、だれだれから入会の申込来てたよ!」とかだし、食事中も「昨日の◎◎クラスのだれだれは今日社会科見学で◎◎に行くんだって」とかだし、夜寝る前のマッサージ中は「今年の発表会のオープニングはこんなのどお?!」とかで、終始ダンススタジオとそのメンバーの話ばかりしている。

それ以外はだいたいサッカーの話だ。

夫婦で共通の仕事をしていると、当たり前に日々の話題は絶えない。

夫婦は子どもをもち、結婚年数を経ていくうちに会話がどんどん減っていくという話を聞くが、会話がない夫婦には家族経営でビジネスをするのがおすすめだ。
(抜本的解決になっていないw)


・子どもに ”商売” を教える機会が得られる

夫婦で営むビジネスをこれからどの方向に、どう拡大していくのか。

そのために、今は何をやらなきゃいけないのか。

そういう話を夫婦間でするのはごく当たり前なので、自然と子どもの耳にもこの話が日々バンバン入っていく。

「商売人の子どもは商売人に向いている」と言われるのはまさにこれ。

親が商売している姿を見て、会話を聞いて、うちの家賃や食費は誰からもらったお金で成り立っているのか、いくらあれば生活できるのか、もっと稼ぐために何を考えなきゃいけないのか、などを子どもたちは知っていく。

そして、「会社から給料をもらう」以外のお金を得る手段がたくさんあることを知る。

この選択肢と思考を子どもは自然と持つようになるので、子どもの商売勘はサラリーマン家庭の子どもと比べればそれはそれは爆伸びするだろう勘


・夫婦で仕事や家事のカバーをし合える

子どもが体調不良のとき、自分たちが体調不良のとき、トラブルで急遽外出しなきゃいけないとき、平日に学校の用事があるとき。

いろんなイレギュラーな事態でも、家族経営業をしているとわりと傷なく乗り切れる。

どっちかが在宅できれば、「子どもが学校や保育園に行けない」という共働き夫婦最大の壁も、するりと解決。

家族経営に限らないが、自営業の自由さはこういうときに生きてくる。

そして家族経営で日々業務を共有しているがゆえに、お互いの仕事のカバーも多少はできる。

イレギュラー対応にはとことん強い、家族経営業なのだ。


■デメリットは明日書こう

もちろん、いいことばかりじゃない。

一般的なところで言うと補償は少ないし、金銭面は不安定。

ほかには……なんだろう。

まさかのパッと思いつかないという事態ゆえ、今日はここまでにしておこう。

家族経営のデメリットについては、また明日。


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