花束を君に

花束を君に

9月28日発売予定の宇多田ヒカルの6thアルバムFantômeに収録。

作詞作曲 宇多田ヒカル

NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の主題歌

シングルリリースの予定はない模様。

MVはこちらから


楽器の配置図はこんな感じ。もう超シンプルで宇多田ヒカルの声があれば余計なものは必要ない!という感じ。歌は以前と比べると優しく母親の肌触りというか、個人的には以前のヒリヒリするよな尖った感じがなくなったのかな?と少し残念に思ったけど、曲調にもよると思うので、アルバムには違う雰囲気もあるかもしれない。歌い回しはストレートな16部音符っぽく歌ったり、ハネてたり、音符に表しにくい細かなフレーズなど、近年のアイドル、EDM系とは全然違うベクトル向いていて清々しい気分。ただ、NHK朝ドラの主題歌ありきだったのか王道すぎて意外性や面白味はない。アルバムではどんな世界を見せてくれるのか期待して待とう。

Key of E     BPM=  82      キーレンジはD#-D#(曲の後半ではEまで行くのはNHKの朝ドラで確認済み。リリース後確定させます)

構成はA-B

正式な曲の構成、アレンジなどはまだ不確かなので、現在確認できる音源で検証します。


歌始まりのAは| I | IIIm7-IV | IIm-V | I | I | IIIm7-IV | IIm7 | IV-V |

B(サビ)は変則的かつ長めで| I-IIIm7 | IV-I | IV-I | IV-I | I-IIIm7 | III7sus4-III7-VIm7 | IV△7-III | IV△7-III | IV-I | IV-I | VII△7-V | I |


Aはアウフタクトで入り4小節パターン。入り口のメロディが引っかかりがあって聴き手を引き込む感じ。

B(サビ)は入り口、休符から入って⤴︎のメロディ。VI-Iの繰り返しが普通ではない宇多田らしさ。後半はIII7を挟んで切なさを出しつつ、またVI-Iの繰り返しに戻るという変則的なサビ。小節数も普通ではない。終わりにVII△7を入れてくるあたりは大好物。

結果、宇多田ヒカルにしか書けない曲だと思うけど王道すぎるかな。タイアップがNHK朝ドラなので仕方ないところなのかな。綺麗にポップスらしく、始まりから終わりに向かって右肩上がりのメロディ構成。でもデビュー当時から天才的なメロディセンス持っていたので、この位ではまだ満足感は得られないな〜と。アルバムFantômeがどれ位のセールスになるかも個人的にはとても気になる。



今週のまとめ。

ここまで5曲のコピーをして、意外に宇多田ヒカルがダントツにシンプルだった。乃木坂46、欅坂46は展開感というか、構成で飽きさせない様な作りになっている。結果J-POPらしく4分半を超えるかなり長めのサイズに。2010年代的なポップスなんだな〜と感じるところが多々あった。音の作り、ボーカルの処理なども個人的にはあまり好きではないけれど、これが今の作法なんだなと。とにかく大人数グループの時代。いつまで続くのかな。。。


土日はお休み。次は月曜になります。








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