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初めての子宮体がん検査(診察室)



筋腫を取ってから9年。

毎年、年1回、婦人科検診を続けてきた。

術後数年は、体がラクになって快適だった。
微熱も下がったし生理の量も普通になった。
(普通がどのくらいかはわからないけど、生理2日目でも夜用ナプキンで安心して爆睡できた)



でも、何年か経過したころから排卵日あたりに少量の不正出血をするようになった。

先生は排卵が上手くできてないからかな?って見立てだった。

他にも、生理2日目とか3日目は、以前みたいに3時間しか夜用ナプキンが持たないとか、様々な変化が去年くらいからあった。

ちなみに不正出血の先生の診断は、子宮筋腫による出血だった。


気になる不正出血

今年は年明けすぐに定期検診に行った。
去年から少量の不正出血がまだ続いている。

コレは…子宮がんなのか?
一応、そうだった場合のことを想定して部屋を片付けたりした。
私は、最悪のパターンをいつも想定する方だ。
暗い!と言われるかもしれないけど、それで何も無かったら良かった!と思えるし、最悪の場合は心の準備ができる。

親戚の奥さんも子宮がんだったし、周りにも多い。
一応念の為…ね。

先生のお見立ては、やっぱり子宮筋腫による出血。
でも、まだ不正出血が続いてる事が気になったみたいで一応、後日MRIを撮ることに。



MRIの結果

MRIの医師の結果報告を見た先生は大きな声で言った。

「え!?ガン?」

普通、そういうのって、声に出す?って笑ってしまった。
先生は、明るくて優しいオジサンだ。
嘘とか遠慮とかもないタイプ。
だから、素直な反応だったんだろう。
だって、先生は子宮筋腫による出血だと思ってたのに、MRIの先生はガンの疑いだって言ってきたんだから。(MRIを撮るときは、私の担当医とMRIの先生の2人が診断を、誤診を防ぐために、それぞれに出すらしい。今まで知らなかった)

「何て書いてあったの?」って結果を覗き込んだら、はっきり「子宮体がんの疑いあり」って書いてあった。

やっぱり、そうなのかな?でも、疑い…って書いてあるってことは確信じゃないんだな。って一気に頭が回転しだした。

隣では先生のほうが、「え〜!うそうそ!」とか言ってパニクってる。

思わず、「先生、落ち着いて」って笑って話しかけたら、ガンの疑いって言われて、そんなに冷静な人珍しいよ〜って関心された。

いや、逆に目の前でそんなに慌てられたら冷静になるし!スッゴイ酔っぱらいが飲み会にいると全然酔えないのと一緒だ。


子宮体がん検診

40歳を超えてから子宮頸がん検診は毎回していた。
でも、今回は子宮体ガン疑いということで、その場で子宮体がん検査をすることになった。

イメージは、子宮頸がんは入口のほうで、体がんはもっと奥の方らしい。

これも前もって検査のことは調べてあった。
スッゴイ痛いって体験談に書いてあった。

コレは本当に痛かった。
絶叫とかは全然無いけど「ううう」ってなる。
重い生理痛の日みたいな感じ。

しかも、私は子供を産んでないから子宮口が、カチカチらしい。
つまり、検査器具が奥まで入らないのだ。

まだ、パニクってる先生は、私の検査が上手く進まない事に余計にパニクり始めて「おばあちゃんみたいな子宮口だ!」とか言って大騒動。(←失礼)
看護師さんが他からも来た。
声でわかる…。何人カーテンの向こうにいるのかが。
でも、恥ずかしいとか思ってる暇は無い。

とりあえずリラックスしようと、看護師さんと話し続けた。
「どのくらい入った?」「あと、どのくらい?」
とか。
なんとか少しは奥に入ったけど、これだと病理で不鮮明って言われる〜って、皆騒いでる。

あまりにグイグイされるから、「もう、オシッコ出ちゃうかも」って言ったら(本当に出そうだった)「受け止めるから!」って看護師さん。もう、コントだ。

結局、長い時間トライしたけど駄目で、後日、日帰り入院で麻酔して検査することになった。
最初からそうしてほしかった…。

結果は子宮体がんではなかった。
やっぱり、先生の見立て通り、子宮筋腫による不正出血だった。










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