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手のひら美術館


本棚の整理をしていても、この2冊のせいでちっとも捗らない。
ちょっと見るだけのつもりが、気づいたら1時間くらい平気で過ぎている。大戦犯。

『大塚国際美術館 100選』と『国宝 東寺』

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大塚美術館の図録は、4月に遠足で訪れた際に、美術館の方がご厚意で全員に下さったもの。

仲良し3人組で、世界史資料集を片手に、先生の目を盗みながら名画の数々をカメラロールに収めて回った。 レプリカゆえの醍醐味。

レンブラントの『夜警』って本当は昼の絵だ、とか。
モネの『ラ・ジャポネーズ』で描かれてる奥さんは黒髪だった、とか。

それぞれが知ってる裏知識を教えあって盛り上がって。
芸術の心得もないのに、めちゃめちゃ楽しかった。

受験には必要なかったけど、中途半端に2年間だけ世界史を習っていてよかった、と思った。ストーリー要素多めだった担任の授業にも大感謝。
図録を眺めていると、そんな思い出が蘇ってきて楽しい。


もう一冊の東寺の図録は、学校から各家庭に1冊ずつ配られた。これが分厚いのなんの。装丁もちゃんとしてる。
さすがうちの学校。伊達に東寺境内に建ってない。

もちろん東寺の見学は何度もしたことがあるけど、普段は見れない曼荼羅や仏像なんかも、360度から見られたりして、素晴らしいの一言に尽きる。
照明のおかげか荘厳さが増していて、見てて飽きない。


開けばいつでも、ご丁寧な解説付きで作品を楽しめる図録って、やっぱり値段以上の価値があると思うのだ。
2冊ともタダでもらっといて言うことじゃないけど。



2冊の図録を眺めていると、どうしても諦められなくなる。

東京の国立科学博物館でやってるミイラ展。
本草学者のミイラと、真言宗高僧の即身仏が、猛烈に見たい。あと、メジェド様グッズがかわいいらしい。

今年のクリスマスは、ダメ元で、どこでもドアをお願いしようかなぁ。 ねぇ、サンタさん、、。


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