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No.11 〜蒼空に舞う白球と情熱の深紅〜

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【あらすじ】 何でも人並み以上の成果を出すが、飛び抜けた一つがない克己。 勉強もスポーツも類い稀なる才能の持ち主の優希也。 負けず嫌いで熱くなりやすい里奈。 3人は小学生のときの… もっと読む
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記事一覧

第24話 背番号発表

「おい、てめぇら!しっかり(プレー)しやがれぇ!!」 「へいへい、しっかりなぁー」 屋敷と…

第23話 不協和音は掻き鳴らしまくると、意外にまとまるという不思議

〜練習後の部室にて〜 「やってらんねぇよ、ッントによぉ!!」 「なぁー」 不機嫌全開な屋…

第22話 例えやる気があっても結果は必ず良い方に転ぶわけではない

ゴールデンウィーク 鶴崎高校はグランドの質や広さがしっかりしている。 それは地区大会の公…

第21話 決心

〜翌日 練習前〜 「今日から1年も全員上級練に入れるぞ」 「はい!」 「しかし例の4人以外…

第20話 春季大会…

スタンドに一年生の姿が並ぶ そして、茫然としている… 0-11 六回サヨナラコールド負け 先発…

第19話 一年生の力②

帽子を取って一礼してからバッティングゲージに入る克己 ゲージの後ろから克己の様子を伺う牧…

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第18話 一年生の力

高木と三浦が並んで練習を見ている。 普段は三浦がグランドに入り、選手から近い位置にいて必要に応じて指示を出す。なので二人が並んでることはとても珍しく、ウォーミングアップをしてる上級生の面々が驚いている。田代はニヤつきたくなる心境を抑えつつも『よしよしっ』と思っている。 「三浦、お前昨日見てどう思った?」 「はい、田代がそう言いたくなる気持ちがわかるくらいの選手が数名います」 「森、牧、知野…だったか?」 「はい、そいつらは間違いなくやれると思います」 「ん?『そいつらは』と

第17話 高木監督

火曜日 新入生を含めた全体練習一日目 その少し前… 教員室の横の接客室 そこに遠藤と田代…

第16話 vs牧

マウンドに立つ克己 大きく振りかぶる… ワインドアップ投法(振りかぶる投球フォーム)を推奨…

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第15話 中学最後の試合

スッ… 力感なく足をがあがる。 あげた足を少し降ろしながら並進運動がはじまる。 小さいテイ…

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第14話 ヘッドコーチ三浦

「どうだ?お前から見て」 「そうだなぁ、良いヤツとそうでないヤツの差が歴然としてるって印…

第13話

「まずはウォーミングアップからだ!」 キャプテン遠藤の声が響きわたる。 「だが、今日は本…

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第12話

「ようこそ我が野球部へ!」 部室の前に半円を描くように並ぶ新入生たちのど真ん中に向かい合…

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第11.5話

〜入部初日の放課後〜 「いよいよだな!」 「だね。」 「無理だけはすんなよ?」 「ははは。」 「まぁ、その辺はいくら言っても聞かねぇからなぁ」 「そんなことないよ。」 戯けながら部活に向かう準備をする克己 「どう?緊張してたりする??」 そう言いながら歩み寄ってくる里奈 克己は首を傾げながら 「どうだろ?」 「克己が緊張してるとこ、見たことない気がするなぁ…」 「そうねぇ、たしかに」 優希也はそう言いながら斜め上を見上げる 里奈は相槌を打つ 「俺だって緊張くらい