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ホーム担当の駅員さんには、なれそうにない。

 こんにちは、Shimizu_Tです。

 今日は、ホームでアナウンスを担当する駅員には、とてもじゃないが、なれそうにないと実感している話です。
 
 子供の頃から、電車が好きだった。いや、今でも、十分に好きだ。
 学生時代の旅行では、観光地を巡るというより、全国の電車に乗りに行くことが目的のことも多かった。

 電車好きのことを「鉄ちゃん」と言い始めたのは、いつ頃からなんだろう。少なくとも、「撮り鉄」「乗り鉄」などの言葉は、学生当時には聞かれなかった言葉のように思うけど。

 で、それから長い月日が経っても、相変わらずの「乗り鉄」で、出張で遠方まで新幹線で行くことができる機会には、「自腹じゃないのに新幹線に乗れるなんて、申し訳ないねえ」と・・。

 あれ、私の鉄道好きの話が、今日の本題ではない。

 ここから本題。

 駅のホームで電車を待っていると、駅員さんが「◯番線に、△△行きの列車が到着します。足元、黄色い線の内側まで下がってお待ちください。」とアナウンスが入る。

 「危険ですから、黄色い線の内側に下がってお待ちくださ〜い。」と、注意を促すコメントが入る時もあり、それでも言うことを聞かない客がいると、

 「◯号車付近のお客様、下がってお待ちくださ〜〜い。」と、少しだけキツめのトーンで特定の客に注意を促すこともあり、そこで気付いた客が内側へ下がると、今度は、

 「ご協力、ありがとうございます。」と、フォローも忘れない。

 ただ、時には名指し?(名前は知らないので、「名指し」ではないが)された客が、それでも気付かない時には、

 「◯号車付近で、お子様2人をお連れのお客様!」とか、
 「◯号車付近で、青い帽子を被った男性のお客様!」とか、かなり特定して注意を促し、それで客もようやく自分のことかと気付く場合もある。

 ただ、それでもやはり気付かない客もいるわけで、中にはイヤホンをしているので、アナウンスがほとんど耳に届かない客もあるでしょう。
 そんな客がいても、駅員さんは冷静に、

 「◯号車付近で、黄色のカバンをお持ちのお客様! き・い・ろ・のカバンをお持ちのお客様!! お下がりください💢」

 最後に💢マークを付けたが、モチロン駅員さんは怒りの様子を見せずに、あくまで沈着冷静に、しかし、諦めることなくアナウンスを繰り返す。
 
 だって、万一事故でも起きようものなら、客を捌けなかった駅員さんの責任が問われるであろうから。
 でも、決して怒鳴らない、キレない、冷静なアナウンスである。

 もしも私が駅員だったら、最初の2・3回は大丈夫だと思うが、繰り返しになると、さすがに怒りがこみ上げてきて、

 「何度行ったらわかるんだよ〜。◯号車の背の高い男だよ。そうそう、右手にペットボトルのお茶持ってるオマエだよ。早く下がれよ。」
 「まったく、今日は朝からずっと、こんな客ばっかりだな。いい加減にしてくれよ。」ぐらい言いかねない。

 だから、私には、ホーム担当の駅員になる資格は無いなと自覚している。
 というか、求人があったとしても、応募しようとは思わないけど。

 駅員様へ
 毎日毎日聞いていると、ホントに頭が下がります。怒りに任せたアナウンスを聞いたことがないのですが、そこは、怒鳴ったら負けというか、如何に感情を見せずに客を線の内側まで下げさせるか、プロ意識を持ってアナウンスされているのであろうと勝手に推測しながら、毎日拝聴しております。
 明日も、安定のアナウンスをお聞かせください。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
いつものように、締めくくりはこの言葉で。

 「毎日が、心穏やかに過ぎますように」

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