あだ名で呼べない

人をあだ名、もしくは下の名前で呼ぶのが超絶苦手。理由はわからない。
中高生の頃に何故か友達をみんな苗字で呼ぶ文化があって、いまだにその頃の友人はみんなを苗字で呼んでいる。(あの文化なんなんですかね?絶対あるよね?)

大学に入ると、これもまた何故か苗字にさん付けをして呼ぶ文化があって、仲の良い子もさん付けて呼ぶことも多かった。(その友人の夫にサブカル文化かよって言われた)(多分ディスられてる)

コヒツジズの面々もいまだに全員が全員を苗字呼びしている。しかもさん付け。サブカルかよ。

稽古が始まる前、顔合わせの時にみんなと早く仲良くなれるように〜などと思って「なんて呼べばいいですか?」と聞くようにはしている。そしてみなさん、様々な理由に基づくあだ名を教えてくれる。
教えてくれるのに、私はその名を呼べない。

じゃあ聞くなよ。すいません。

と言うわけで、結局あだ名で呼べませんでした客演の皆様を紹介します。

今回の主人公を担ってくれる内海詩野さんは、第7回公演「人の話を聞け」に出演してくださった俳優さんで、私イチ推し俳優です。
優しさと厳しさとおかしみを併せ持った俳優さんで、唯一無二の声と度胸で、みなさまに安心感と爆発力をお届けしてくれます。
個人的に内海さんのお顔がとっても好きなので、今回たくさんいろんな格好をしてくれるので嬉しい〜って思ってます。
内海さんを真ん中にした舞台がやりたいと思っていたので、実現して嬉しいです。

次いで、古賀ありささんはチャーミングさと冷静さが同居する俳優さんです。
さすが演劇集団円、という丁寧な芝居をやりながら、顔がめちゃくちゃうるさい芝居もやるので隙がないです。
「とりあえずやってみよう!」に迷いがないので、めちゃくちゃ助かります。あんな面白い動き、どこで習ったの?天性の才能?
あと台詞覚えが鬼早い。今回の最年少です。

次いで、魁ウェンズデーさんは、ミステリアスと陽のパワーが同居した俳優さんです。
役回り関係で、たくさんの「女性」という性を持った人物の役をやってもらっていますが、それぞれの解釈が私の解釈とブレてなくて、ありがたいです。
思い切りの良さの思い切りが想定よりもだいぶ鋭くて驚きます。
なのに知性派なのが、とっても良いです。

次いで、瀬川圭介さんは、コヒツジズお馴染みの方です。もう3回目の出演となります。
的確さと遊びを器用に使い分けるので、安心して観られる俳優さんです。
今回は役が多い中、いつもあまりやったことがないような役をお願いしています。
器用なタイプなので、あえて置きにいかないような芝居に挑戦してもらっています。
とある役の服が私の私物なのですが、着こなしてて笑いました。

次いで、セキュリティ木村さんは、大きなガタイとインパクトあるルックスに反して、とても繊細で人の良さが滲み出る芝居をしてくれる俳優さんです。
明瞭なセリフが、とにかく聴き心地がいいです。そして声が大きい。良いことです。
第一印象で「なんだかオラついている人なのかしらん?」と思っていたのですが、オラついているどころか小動物のようなふるまいをされていて、ほっこりします。
あと笑い声に勇気をもらえます。

次いで、横尾下下さんは経験とひらめきで場の空気を作ってくれる、心強い俳優さんです。
常に面白さを追求する姿はどこか美しく、でもちゃんと「この面白さは違う!!」と自分で判断して取捨選択をしてくださるので、稽古場で大いに助けられています。
非常にストイックで、芝居をよくする為にはなんでもやる!という気概を感じます。
でもおちゃめな方なので、なんだかちょっと照れちゃう感じも好感が持てます。今回の最年長です。

という力強い面々に支えられています。
ここまで書いて、いや、みんな名前のクセつよ!!!あだ名とか関係ねえ!!って思いました。

いよいよ幕が上がります。
クセ強な名前に負けないくらい、勢いのある芝居になっていると思います。
約90分くらいです。
満席の回が多いですが、ぜひぜひ目撃してください。
下北沢OFF OFFシアターでお待ちしております!

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