下 亜友美

シモです。劇作家・脚本家です。コヒツジズという団体でコント書いています。 おぼつかない…

下 亜友美

シモです。劇作家・脚本家です。コヒツジズという団体でコント書いています。 おぼつかない日々を笑って許して欲しい。

最近の記事

弱き者でも残してやる足跡

日常。 それはトイレットペーパーや洗剤を買って帰ること。 栄養を考えてご飯を作ること。 布団を干すこと。 そんな日常が返ってきた。 なぜなら公演が終わったからです。 コヒツジズ第9回公演「弱者の行進」、無事終演しました。 ご来場いただいた方、本当にありがとうございました! 全ステージ満員御礼で、本当に嬉しいです。 流行り病によって公演中止になるようなこの時代に、全公演完走できたことが本当にありがたいです。 しかし役者の皆さんも満身創痍、命を削らないまでも、ただただ走って

    • あだ名で呼べない

      人をあだ名、もしくは下の名前で呼ぶのが超絶苦手。理由はわからない。 中高生の頃に何故か友達をみんな苗字で呼ぶ文化があって、いまだにその頃の友人はみんなを苗字で呼んでいる。(あの文化なんなんですかね?絶対あるよね?) 大学に入ると、これもまた何故か苗字にさん付けをして呼ぶ文化があって、仲の良い子もさん付けて呼ぶことも多かった。(その友人の夫にサブカル文化かよって言われた)(多分ディスられてる) コヒツジズの面々もいまだに全員が全員を苗字呼びしている。しかもさん付け。サブカル

      • 1ヶ月の重み

        1日が秒で過ぎる。 最近こういうことを言い過ぎである。 自分が日々を大事に過ごしていないくせに、光陰矢の如しと言い過ぎ。日々はみな平等にあるはずなのに、偉そうに。すんません。 1月も後半になり、私も歳をとった。 年々、他人と自分を比べることが減る一方、思わぬところで他人と自分を比べることが増えることもある。 30代になり、自分のことばかり考えて生きられなくなってきた。 私は同世代の友人たちよりも5年から10年人生のスピードが遅いと感じている。 みんなが20代に思い悩んできた

        • 年の瀬と帰ってきたらいっぱいしてと弱者の行進と

          今年が終わっていく。 今年の初めにやりたいことメモを取ったのに、結局何もできずに終わってしまった。 このままだと編み物が出来ないまま冬が終わってしまう。今からサマーニット編めば来年の夏に間に合う? さて。先日読売テレビにて放送していた「帰ってきたらいっぱいして。」が無事終わりました。 ご視聴いただいた方、ありがとうございました! キャッチーなタイトルのTL漫画が原作でして、TL漫画家とクズな男性が主人公のお話でした。 「爆裂仕事脳」という造語を生み出してみたのですが、まさし

        弱き者でも残してやる足跡

          僕らの食卓と墜落JKと俺の美女化と

          えっ……私の上半期短すぎ…!? 上半期が知らない間にどんどん進む。そ、そんな。どうして。 今が一体何月何日何曜日なのかがわからず本当に混乱する。フリーランスは時間という概念を置き去りに生きている。 気がつけば観たかった映画も次々終わりを告げていく。これはエンタメ業界に生きている身としては本当にダメなので落ち込みます… 「僕らの食卓」「墜落JKと廃人教師」「俺の美女化が止まらない!?」無事すべての最終回を迎えました。 それぞれの作品を観てくださったみなさま、本当にありがとう

          僕らの食卓と墜落JKと俺の美女化と

          頭痛と春ドラマ

          閃輝暗点というものご存知だろうか。 わたしは知らなかった。 とある日、ゴミ出しの紙を見ていたら、突然眼界がフラッシュ撮影されたように眩しくなった。それから光るモヤのようなものが、視界の端でうごうごしているではないか。 その日はやけに晴れていたので、「全く晴れた日の太陽は眩しくて仕方ないワネ〜」となんかよくわからず太陽のせいにしていた。 が、しばらく経ってもそのフラッシュが全然無くならないのだ。それどころか、光るモヤは目を閉じても現れている。 これは……何かだ。 何かって

          頭痛と春ドラマ

          多忙の春

          あらゆることがめまぐるしく過ぎ去る。 いや、過ぎ去るというと受動のようだ。ちゃんと能動的に過ごしている。 お前がやると決めたんだろ。はいそうです。ただ、こんなに忙しくなるとは思っていなかっただけです。そんなもんこっちは知らねーんだよ!ひぃ〜お助け〜! という一人問答を毎日繰り広げている。繰り広げている場合ではない。忙しいつってんだろ! コヒツジズ第8回公演「新生・日本昔話のような話」が無事終演した。 無事終演どころかもう何日経っているのだろうか。 冒頭で言い訳がましく言い訳

          鬼が帰る

          2月になってしまった。 永遠に来ないんじゃないかと思っていたが、すぐきた。時は平等に流れるというが本当なのだろうか。疑心暗鬼である。わたしの一月だけちょっと巻いてない? 2月に入り、ようやく台本が全部揃った。 本番2週間前。早いのか遅いのかは、座組によるだろう。 書いている方からすると、「よかった、まだ2週間あるやん」と思う。 この発言を聞いて、「は?ぶっ飛ばすぞお前がやってみろよ」と思う人もいるだろう。 自分が出来もしないことを「やれるやろ」と発言することは、ともすればハ

          大寒波の稽古

          誰もいないところに向かって「お前の思い通りなんか、なってやるからな」と呟いている。 お前と言うのが誰を指すのかはわからない。 だけど確かに‘お前’に向かって話してはいるのだ。 日々何かと戦っている。何かというのも、何を指すのかはわからない。 だけど確かに己の周りにうごうごと漂っている‘何か’に絶対に負けたくないと思っている。 そういうことを思う今日。 大寒波である。 大寒波。不要不急の外出は控えろという文字面がチラチラとテレビやネットニュースに並ぶ。 だがしかし、東京は

          大寒波の稽古

          言い訳と決意

          気がつけば一月もおしりの方になってきている。 日々やらねばいけないことと、やりたいことの間でせめぎ合っているが、どうしたってやらねばいけないことの方が勝ってしまうので、やりたかったことをすっかり忘れて生きてしまう。 「稽古場日誌を書きたいのだ」 という旨をコヒツジズのメンバー厚木氏に相談してから1ヶ月くらい経つ。 その間に年末があってビールを飲んで年が明けてビールを飲んで三が日を過ぎてようやくビールを飲むのをやめた頃、 「いつ書くの?」 と、とうとう厚木氏に聞かれた。当たり

          言い訳と決意