年の瀬と帰ってきたらいっぱいしてと弱者の行進と

今年が終わっていく。
今年の初めにやりたいことメモを取ったのに、結局何もできずに終わってしまった。
このままだと編み物が出来ないまま冬が終わってしまう。今からサマーニット編めば来年の夏に間に合う?

さて。先日読売テレビにて放送していた「帰ってきたらいっぱいして。」が無事終わりました。
ご視聴いただいた方、ありがとうございました!
キャッチーなタイトルのTL漫画が原作でして、TL漫画家とクズな男性が主人公のお話でした。
「爆裂仕事脳」という造語を生み出してみたのですが、まさしく爆裂仕事脳なくるみ先生の少し風変わりな恋愛模様になったんじゃないかな~と思います。
自分も結構爆裂仕事脳なところがあるので、シンパシーを感じながらの執筆でした。
プロデューサーの山咲さんに「朱音ちゃんは下さんみたいですね」と言われて照れた思い出。うふ。
自分の大事にしているものを大事にしてくれる人がいるのは、嬉しいよね。という、漫画を読んで一番に思った感情をこぼさないように作りました。

しかし高城くんは良い男でしたね。
優しくて朱音ちゃん思いの彼は、原作を読んだときから「全然中身クズじゃないじゃーん!」と思っていました。
DVD&Blu-rayも発売するので、是非何度もお楽しみください。

そして次は来年2月のコヒツジズ公演が差し迫ってきました。
早すぎてゲロ出ちゃうね!出すな!はい!
次も下北沢OFFOFFシアターにての上演になります。毎度お世話になっております。
今回はコント公演ではなく、演劇公演になります。なんでかっていうと、コントと演劇をさまよえる集団だからです。

「弱者の行進」というタイトルです。
2023年、本当に色々な事件や事象がありました。
令和という時代を象徴するような年だったなあと思います。
パワーだけで生きられない時代になり、今まで不当に辛い思いや悔しい思いをした人たちの声が大きく届くようになれたのだなあと、時代の移り変わりを感じます。
ノーと言えなかった人がノーと言ってもいいのだと思える社会にすることは本当に大事なことだと思うし、自分が社会に対してイエスもノーも言える存在であるのだと思えるだけで色々な人が救われると思います。
そういうポジティブな面も感じつつ、一方でどこかそんな時代の不安定さも感じていて、常に考え続けないといけないと自戒します。
なにより、自分は間違えないはずだ、と信じてしまうことが、本当に怖いことだと思います。

海を越えた先では想像を絶するような争いが起きていて、寝ても覚めても気持ちが落ちるような毎日が続いています。
強くなければ生きていけない。そんな日常が、本当にすぐそこの地球で起こっています。
でも、強くあるとは、なんなんだろうか?
強くあるということは、弱くないということなのか。
それを自分自身に問うている作品です。

2024年2月7日~11日まで、下北沢OFFOFFシアターで上演です。
どうぞ興味がありましたら、プラ~ッと遊びに来て下さいね。
下北沢はマジで「乗るバスまで時間があったから」みたいな理由でプラ~ッと来る人が多いので、誰でも歓迎です。
買い物帰りのおじいさんが迷い込んだ時もありました。食材の入ったスーパーの袋を持っていたので、肉とか入ってないかな!?大丈夫かな!?保冷剤いります!?などとこっそり心配したものです。
「やってたから偶然観たら下さんの芝居だった」とプロデューサーの知り合いに言われたこともあります。そんなことある?
小劇場、なかなか敷居が高いような低いような変な空間ですが、いい年した大人達のエネルギッシュな汗と台詞をお楽しみくださいね。

フライヤーです。不気味な雰囲気ですがコメディです。
1月1日より、チケット予約はこちらから


ではでは、来年もどうぞよろしくお願いします。
世界が平和でありますように。
と願うことが、馬鹿にされない世界になりますように。

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