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「みん経」の一員であることのメリット

伊豆下田経済新聞・編集長のスズキです。

2024年1月1日、能登半島大地震が発生しました。犠牲になった方のご冥福をお祈りすると共に、被災された皆さまに心からお見舞い申し上げます。

母が北陸出身ということもあり、被害状況を伝えるニュースなどに触れるたびに心が苦しくなります。

その一方で、同じ「みんなの経済新聞ネットワーク(通称=みん経)」の一員として活動している金沢経済新聞・富山経済新聞・福井経済新聞の周辺では大きな被害は無かったとの連絡が入り、ホッとしたところもありました。

日頃からみん経の一員であることのメリットを感じることが多くありますが、今回の一件は各地にゆるやかにつながる人たちがいることのありがたさを感じる機会となったので、改めてみん経の良さを綴ってみようと思います。


みんなの経済新聞ネットワークとは?

みんなの経済新聞ネットワーク(通称=みん経)は、日本全国のみならずバンクーバーやヘルシンキなど海外の各市町村で、「地元のハッピーニュース」をWeb配信している企業や団体の集まりです。

2000年に誕生した「シブヤ経済新聞」を本部とし、現在は約140の媒体があります。

伊豆下田経済新聞の近所だと「沼津経済新聞」や「熱海経済新聞」などがあり、それぞれ地域密着のローカルニュースを配信しています。

みん経への参加には一定の費用がかかりますが、その代わりにニュース配信サイトのシステム運用や、発信記事の品質担保や拡散のためのさまざまなサポートを受けることができます。

私が思う「みん経」のメリット

①素人でもニュースメディアの運営ができるサポート体制

私の場合は他のメディアで経験を積んでから伊豆下田経済新聞を立ち上げましたが、みん経ではメディア運営経験ゼロで媒体を立ち上げる人も珍しくありません。

未経験者でもきちんと取材をしたり記事を書いたりできるよう、立ち上げ段階でかなり手厚いサポートがあります。

また、運営が始まった後も本部とこまめにやり取りをする機会があり、それを通じて日々発信している記事の品質が高まっていきます。

田舎の小さな町でニュース媒体を運営するのは、少人数かつ片手間でないと難しい部分もありますので、献身的なサポートをしてくださる本部のみなさんには足を向けて寝られません。

②記事拡散の後押し

みん経の20年以上の歴史と①のようなサポート体制のおかげで、みん経の一員として発信する記事は信用に足るニュース記事と認められ、Yahooニュースやスマートニュースなどの大手ニュースメディアにも二次利用されることが多々あります。

また、後述する「横のつながり」の1つでもありますが、関連記事として他のみん経の似たようなニュースを紹介する機能があります。例えば下田「水仙まつり」の記事下には、高松経済新聞の「灯台水仙まつり」の記事や、加古川経済新聞の「すいせんロード」の記事がリンクされていたりします。

2024年1月4日、下田「水仙まつり」記事下の関連リンク

そのおかげで伊豆下田経済新聞でもスタート当初から月間数万のPVを獲得することができ、掲載されているニュースが多くの人に読まれているという実績は、立ち上げたばかりのメディアのスタートダッシュを後押ししてくれました。

取材をして記事を公開するだけなら個人ブログという形でもできるでしょうが、初期段階からこれほど多くの人に読まれることは難しかったはずです。

③横のつながり

みん経では日々の関連記事紹介のほかにも、媒体同士のつながりを育む機会があります。

同じく伊豆で活動する「沼津経済新聞」や「熱海経済新聞」の編集部の皆さんとは伊豆つながりで仲良くさせて頂いており、たまに飲み会を開いたり、ネタのパスが回ってきたりします。

例えば以下の記事は、熱海経済新聞と縁の深いサッカーチーム・SS伊豆が松崎町でサッカー教室を開くとの情報が回ってきたことで、取材をすることができたものです。

また、全国のみん経に関わる人が一堂に会する、年に1回の「みん経キャンプ」というイベントもあります。私はこれまで2回参加していますが、同じような活動に取り組む人との縁が広がるのはとても面白く、大いに刺激を受ける場でもあります。

直近のみん経キャンプは、11月に名古屋で開かれました。ものすごく面白く、そして学びの多い場だったので、次回のnoteではそちらの模様をお伝えします。

おわりに

改めて振り返ってみると、私たちはまだまだみん経から受け取ることばかりだなぁと思わされます。ネットワークの一員として、他の媒体に何かを与える存在になれるよう、日々精進を続けていきます。

伊豆下田経済新聞は以下から読むことができます。新年は1月4日から平日毎日更新を再開していますので、ぜひ覗いてみてください。こちらのnote記事にもスキを頂けますと幸いです。

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