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一所懸命やるだけ

大相撲九月場所の千秋楽、新横綱・照ノ富士が5回目の優勝。
口数は少ないが、毎回、彼の優勝インタビューに涙腺が緩む。
何を訊かれても「一所懸命やるだけ」が心に残ったが、
たぶん「一生懸命」(いっしょうけんめい)とは言っていない。
「武士が、生活のすべてをその所領にかけること」の意味の
「一所懸命」(いっしょけんめい)」と発声していた。(と思う)
与えられた一ヶ所の土地を命を懸けて守る、そんな意味だが、
まさしく、与えられた「横綱」という地位を守るためには、
いや、相撲界全体を考えた時、自分に与えられた使命は
「一所懸命やるだけ」と自覚していた気がする。
その後に発せられた「土俵の上で頑張っている姿を見せるのが、
お相撲さんの仕事かなと思ってやってました」のコメントは、
老若男女にもわかりやすい「一所懸命やるだけ」の表現だろう。
今回の優勝も、1人ではできなかった・・と感謝も口にしたから、
今回は「一緒懸命」って四字熟語もいいかもなぁ。

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