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ウスムラサキホウキタケ1/3



 おいらが・・長野に流れて来て・・ただの、きのこ好きになり、しもじ・・を名乗り始めた頃・・長野県は上田で知りあった・・最初は普通に仕事仲間ではじまったのですが・・

 年齢は、おいらよりのかなり若く、さらには、すんげぇ筋肉質の身体、そして持久力も優れており・・本人もそれを自覚ていて、その筋力と、頭の回転の速さ、指先の器用さを加え活かし、繊細かつ特殊な大型機械の仕事に、携わっており・・・強いて言えばメチャ偏食がだけが弱点みたいな奴・・まぁ~そんな奴と、同じ機械(パートは全く違うが)に携わっているうちに・・月日が流れ・・ある日そいつが・・

 「兄ちゃんおいらも、きのこ採りに連れって下さいよって・・」

 「え?・・だってお前きのこなんか食べねぇ~し・・そんもんに興味なんか全くねぇ~って言ってたじゃね~か」と、おいら

「勿論全く興味ないし・・食べもしないっす」って・・
「ただ、兄ちゃん早朝きのこと称して、出社前に一山こなしてから会社来て、その後、同じ機械にとっついてる・・って・・同じ会社の仕事やってる仲間が、どんだけ歩いてるか知りたくてって・・・体力だけは自身がありますら、是非・・採れたきのこ全部持ちますから」・・ってんで・・・

 ちなみ、こいつとは、仕事のやり方とか、使う工具なのは違っても、工具オタクっていう部分とか・・趣味の部分でも、音楽や、SF映画・・アイドル系やら・・妙に方向性が同じで、理解し合える仲で・・沢山の話したのを憶えています・・

 当時・・時代は2000年代に入ったばかり、携帯電話は普及していたが、まだ、スマホなて言葉も無くiPhoneなるものも存在しておらず・・きのこ写真の殆どは、1眼レフの35㎜のフィルムがでの撮影が主で、コンパクトデジカメもやっと出はじめて来たって頃・・基本、重たい撮影機材全部1人で背負って、きのこ探して、きのこ撮って、きのこ採って・・の、日々が数年続いた。
 その中コンパクトデジカメの進歩がめざましくなり・・振り返ると、写真・・と言うものの、1つの時代が変わろうとしている時の狭間でもあり、・・変動期は動画期にも入り、ある意味、なにもかもメチャくちゃ面白くなってしょうがない世代のはじまりでした・・

 ただ、インターネットも・・普及は始まってはいましたが、今のよに簡単に、今撮った写真を、直ぐその場アップしてとかなどは無く、
簡単に言えば、ツイッター?(Twitter)とかフェイスブック?(Facebook)などと、いう言葉すら存在していませんでした。

 夏も終わりかけ、、秋の声が聞こえ始めた頃・・当時、世話になっていた会社で、年に一度の健康診断なんて時期でもあり・・今でこそ・・何の話してるんですか?って言われそうだが、・・嫌な予感ふまえつつ読んで下さい。
 
 当時は、健康診断言えば、真っ先浮かんでくるのが・・・肺のレントゲン写真に・・バリューム検査で・・検査前日は、アルコールは勿論、食事も夜何時じだったか・・夕食控えて・・

 朝1番で、指定病院行く・・自分の番になると、看護婦さんが・・これからの検査人員分だか・・テーブルの上に・・350の缶ビールにか見えないような、バリューム缶が並べ置きしてあり・・それを紙コップに移してくれ、医者の指示で飲む・・これが、・・要する白い重金属(Barium sulfateは組成式 BaSO4)飲みこむ訳ですから・・

看護婦サマ「はい、まず一口飲んで下さい・・食道のレントゲン撮ります・・」

看護婦サマ「はい、残りのバリューム全部飲んで下さい・・」

おいら  「はい」と、コップのバリューム飲みほす・・

看護婦サマ「ゲップしないようにね・・ちゃんと飲んで・・」

おいら 「飲みましたぁ~」って言ってるのに・・

看護婦サマ「ちゃんと飲んで・・」と看護婦さんが、もう一缶プシュ!ってやって、紙コップに注ぎ移し持ってくる

おいら 「え?飲みましたぁ~」って言ってるのに、ゲップ出そうで上手くしゃべれない・・ほんとに飲んでるのだが・・

看護婦サマ「はい、ちゃんと飲んで」 と淡々言われ、もう一杯飲まされて・・
そのあとに発泡剤飲む指示で・・発泡剤飲み込み・・お腹パンパン・・

お医者サマ「はい、終了です・・」てんで・・当時はその日は結果は分からないので、バリューム便秘になる人にいたようで、みな下剤わたされ・検査終了日は、そのまま出社・・・昼は普通に、会社で注文している、アンディークックの昼ご飯を食べ・・

そして、翌朝は・・まだ、きのこのしもじ、名のる前から、”兄き” と呼んで着いて来てくれてる、仕事仲間の・・きのこ・・なんかに興味ないけど、とにかく、一緒に行きますって言ってくれてる同僚と、夜明け前から山に入ることなる。

今から・・この文章書いてる少なくとも20年以上前の話で(1995年頃か・・少なくとも2000年になる直前の年だったか)・・

 現在なら・・同じポイントにたどり着くにも、当時の半分の時間とルートでたどり着けるまでになっている、 おいら自身も経験を摘み、ある程度は、色々な人に、きのこの為の山案内は、多少出来るようには、なってはいる訳だが。
ともかく・・は、昔の話です・・

 ウスムラサキホウキタケ・・こいつが沢山出ているポイントみつけてあったので・・休日なら、ゆっくり1日かけ歩けばいいのだが・・自分自身もまだ年齢も体力も、バリバリの頃で、それに増して ”待てる性格” てのを持ちあせておらず、健康診断翌日・・発見してあった、きのこポイントに行く事に。
他のルートをまだ学習どころか、知らなかったので、ただ、体力にまかせに・・
知ってるルートは1本、ひたすら、そのポイントにまっしぐらに向かい、採取しまくり、車にも戻り・・そこから出社・・タイムカード午前9時ガチャ!遅刻なし!
そんな、きのこ撮り採りに、この友人に一緒来てもらっていた。

そ のウスムラサキホウキタケのポイントに到着。
きのこには、茎があって、傘があってみたいな、単純がイメージと違って、白い菌魂の上が、ウスムラサキに細かくホウキにようになってるきのこで・・これが、行列している・・まだきのこ知識、実体験の経験値も低くて、山の中の出来事知識も少ない頃でしたので、これが・・きのこ?ってな感じで、不思議で面白くて、なおかつ食べられる!てんで、どれくら、この場所に通って撮って採って食べたか・・

ウスムラサキホウキタケ

ウスムラサキホウキタケ 2/3に・・・つづく

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