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3大コード進行

ベタ中のベタですが、未だにいろいろなところで見かける3大コード進行についてご紹介します。

カノン進行

パッヘルベルのカノンが名前の由来になった進行で、Ⅰ➔Ⅴ➔Ⅵm➔Ⅲm➔Ⅳ➔Ⅰ➔Ⅳ➔Ⅴという風に進行します。

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この進行は滑らかな順進行を作れるという特徴があります。
これは隣接するコードで3度の関係のものがなく、和声的に「強い進行」と呼ばれるものの連結であるので、構成音に順進行を生み出せるという仕掛けになっています。

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カノン進行があまりにも使いやすいため、「カノン進行は一発屋を生む」なんて言われたりもしました。

王道進行

Jpopで頻出するコード進行のことで、Ⅳ➔Ⅴ➔Ⅲm➔Ⅵmという風に進行します。

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ドミナント・モーションを持たず、循環的にコード進行をずっと続けることができるような進行です。
明るいメジャーコードと暗いマイナーコードをちょうど半分ずつ行ったり来たりするので、移り変わる心情などを描写しやすくなります
GからEmはサブコードの関係で3度の弱い進行にあたるので、ここではコード印象がガラリと変わるというよりは、グラデーション的にマイナー系に移るような印象を持ちます。

小室進行

小室哲哉が多用していることから名前がついた進行で、Ⅵ➔Ⅳ➔Ⅴ➔Ⅰという風に進行します。

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王道進行同様、AmからFはサブコードの関係で3度の弱い進行にあたるので、グラデーション的にメジャー系に移るような印象を持ちます。
また、その後のⅣ−Ⅴ−Ⅰは定番のスリーコードで力強く主和音に解決していくので、少し暗いところから入ってしっかりと解決していくような全体の印象になるかと思います。




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