概要：前作のラストで、無限のループ地獄から抜け出したツリー。
恋人のカーターと幸せな毎日を過ごしていたが、今度はカーターの友人のライアンが謎のタイムリープに巻き込まれてしまう。
タイムリープの原因が、ライアン達の研究にあることをつきとめたツリー達だが、再びタイムリープが起き、ツリーは再びあの日の朝に戻ってしまう。しかもそこは、自分が住んで世界と異なるパラレルワールドだった…！
監督：クリストファー・ランドン 製作年：2019年 製作国：アメリカ

全世界で約135億円もの興行収入を叩き出した「ハッピーデスデイ」の続編を観てきました。海外評や周囲の評判を見ると、けっこう賛否両論なのかな？ただ、個人的には前作を観た人は今作も必見の作品かと思います。今作の魅力を２点挙げたいと思います。

① 前作以上に予測不能の展開！前作の謎も明らかに…！
前作のラストで終結したかに見えたループ地獄。しかし、今作では冒頭から観客を前作以上に予測不能の展開に巻き込んでいく！そして、前作の最大の謎、「ツリーは何故タイムリープをしたのか？」という謎の答えも明らかにしている。

② ホラーにSFに青春と…ジャンル縦断！カーターとの恋にも異変が…
少し内容にも触れてしまうが(といっても、あらすじにも明記されてるので問題ないか)今作はホラー要素だけでなく、SF要素も含まれている。
パラレルワールドへ来た事で、ツリーとカーターとのラブラブな恋愛模様に変化が起きているだけでなく、今作でツリーはある重大な決断を迫られる事になる…！

筆者は、ハッピーデスデイは、「予測不能の展開」と「主人公ツリーのキャラクターと愉快な仲間達の存在」が作品の最大の魅力だと思っています。
なので、正直、今作はホラー要素を期待すると肩透かしを食らうかもしれません。
逆に１作目でツリーや愉快な仲間達のお馬鹿なノリやテンション、あの世界観自体を気に入った方なら今作も満足できるかと。
個人的には1作目のループの謎をちゃんと明らかにした点と、あの最初の1日を舞台にここまで多彩な展開を生み出した脚本は凄いと思う。