殺し屋として生活をしているまひるとちひろの2人組の女子の日常を描いた『ベイビーわるきゅーれ』。

公開当時も紹介記事を挙げたのだが、この『ベイビーわるきゅーれ』本当に面白い。
続編の『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』も公開されたということで、改めて推し記事を挙げます。

まだ観てない方！面白い日本映画の1本がここにありますよ！

この作品、魅力がいくつもあるけど、一つは日常系映画として面白いということ。

物語は、まひるとちひろの2人が高校卒業を目前にルームシェアを命じられるところから始まる。それまで殺し屋一筋だった２人が"普通の日常"を過ごすために悪戦苦闘する日々が描かれる。

2人は高校生だけど全然キラキラしてない、むしろその逆。ルームシェアやバイトに四苦八苦する。その様子が「あるある」で面白いし共感する。

面白いのは、主役2人はじめ出てくる人全員個性が強いという点。
人付き合いが苦手なまひろをはじめ、冗談の通じない組長とその息子。口うるさい死体処理の兄さんなど、現実にいそうな人たちのやり取りがコントのみたいで笑ってしまう。

『ベイビーわるきゅーれ』に限らず、阪本監督の作品は映画というより漫画やアニメに近い雰囲気がある。
なので普段映画を観ない人でも入り込みやすいと思う。

日常系映画としてだけでも面白いんだけど、２人の本業は殺し屋。
この殺し屋モードの時とゆるい日常のギャップが本作の特徴でもある。

この映画のもう一つの魅力がキレッキレのアクション。
特にまひろ演じる伊澤彩織さんのアクションが凄まじい。

伊澤さんは女優としてだけでなくスタントパフォーマーとして活躍しており『キングダム』や『るろうに剣心』などの大作邦画から、『G.I.ジョー　漆黒のスネークアイズ』、『ジョンウィック』のハリウッド作品でダブルスタントを担当している。

本作が話題になった理由の一つがこのアクションにあるので、観てない方はの方は下の映像だけでもチェックして欲しい。

で、この映画、上映時間が95分と2時間以内で収まっているのも良い。
内容含め良い意味で気楽に観れるから、何か観たい時の1本になるし、何本かまとめて観たい時の1本にも選びやすい。

ということで『ベイビーわるきゅーれ』、配信だとAmzon PrimeやU-NEXTなどで配信中(ゲオやTSUTAYAでもレンタルあり)。

気になる人は是非ともチェックしてね！

こちらは公開当時書いた紹介記事。今回の記事より長め＆情報量多めなので、良かったらこちらもどうぞ。

ちなみに『ベイビーわるきゅーれ』が好きな人は阪元監督の国岡シリーズも合うかもしれないのでこちらもチェックしてみては。