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【レビュー】オーダースーツが気軽に作れる「ハイ・テーラー」で人生2着目のスーツを作ってみた

先日、知人である中の人にお誘いいただいて、「Hi TAILOR(ハイ・テーラー)」というビジネススーツのオーダーを体験してきました。

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普段スーツはあまり着ないのですが、20代後半にもなってくると結婚式などのかっちりしたパーティにお呼ばれすることが増えてきたので、そういうときのためにちゃんとしたスーツを1着持っておきたいな...と、そう思っていた矢先のお誘いだったので「これは!」と思い行ってきました。

スーツを作るのは、18歳のときに1着買ってそれ以来です。なんと約10年ぶり。

ハイ・テーラーは基本的に、生地選択からサイジングまでオンラインで完結するサービス。そんななか、2020年12月に期間限定で日本橋三越伊勢丹にポップアップストアがオープンされ、その場で採寸や生地の確認もできるとのことだったので、今回はそこに足を運んできました。

【余談】
ポップアップストアは日本橋三越本店のパーソナルオーダーサロンの一角にあったのですが、めちゃくちゃ渋く、ピリッと背筋が伸びるような空間でした。「俺は、今からスーツを作るんだ…!」という謎の高揚感がありましたね。

※2021年2月現在、ポップアップストアはクローズしています。

カスタムの相談

ポップアップストアには担当スタッフの方(アドバイザー的なこともしてくれる)がいらっしゃったので、基本的にはスマホ画面(ハイ・テーラーのウェブサイト)を一緒に操作しつつ選んでいく感じになります。

今回は結婚式などのパーティに着ていくようなカジュアルなスーツがいいとお伝えしていたので、それに合うような生地の色や柄をご提案してもらいました。

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ここでは「結婚式に着ていく白シャツの柄って、どういうのがベターなんですか?」とか「カフスってなんですか?」といった、スーツ初心者丸出しな質問にも真摯に応えてくださったので、それがとても助かりました……。笑

ハイ・テーラーでは、細かいパーツの種類やちょっとしたあしらいなど細かくカスタムができるようになっています。

オンラインだと、「これはどういうのがいいんだろう…?」などとググって自分に合うものを見つける必要があったので、スーツのことをほとんど知らない僕の場合はポップアップストアで買って正解だったかもしれません。

採寸

次に採寸。スーツを作るために必要なあらゆる箇所の寸法を測っていきます。オンライン完結の場合は、写真を撮って送ると、その写真をもとに数値を予測してくれるような仕組みになっているとのこと。

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ちなみに、ここで測った数値はサイト上に記録されるので、今後別の通販サイトで服を買うときにも参考にできます。自分の体のサイズをちゃんと測ることってないので、これが地味に嬉しい。

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【余談】
腕の長さを測ったところ、僕は同じくらいの背丈の人に比べて腕が4〜5センチくらい長いとのこと。4〜5センチって結構長いと思うのですが、そういう特殊な個人差がちゃんと反映されたシャツ、ジャケットが出来あがるのがいいなと思いましたね。あと、もっと腕を使うスポーツをやっておけばよかったと思いました。

で、測った数値をもとに再びサイト上で寸法をぽちぽちと入力し、注文が完了。その後、オーダーをもとに工場で作られ、数週間後に自宅に届くとのこと。なお、今回はスーツ + シャツの基本セットに加え、個人的に着てみたかったベストも追加してみました。

到着、そして試着

待つこと約3週間、スーツが届きました。緑のかっちりした箱に包装されていて、これはアガりますね。

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中を開けるとこんな感じ。ちゃんと保存用の袋もついてきます。本体と一緒に、確認事項のチェックリストや保存についての但し書きが書かれた用紙も入ってます。

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今回選んだのはチャコールグレーの比較的カジュアルめなスーツ。スーツに詳しくないので細かいことは分からないけれど、カジュアルながら高級感もあって、着て気持ちのいいスーツなんだろうなということは分かります。

【余談】
中の人いわく、ハイ・テーラーはとにかく生地の質にこだわっているようで、値段のわりにめちゃくちゃ質の良い生地を使っている、というようなことをおっしゃっていました。

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こちらはシャツ。シャツはちょっと冒険してみたかったので、ヘリンボーン柄というものを選んでみました。白シャツでも分かるくらい、これは結構派手ですねぇ。

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そして早速、試着も兼ねて着てみました。
スーツが届いたら、まずは試着をしてサイズ感に間違いがないか確認するように記載されているので、それを確かめます。

正直、唯一心配していたのはこの ”サイズ感” でした。

いくらその場でしっかり採寸してもらったとはいえ、実際には試着などはしていないワケです。なので、「届いたスーツが本当に自分にフィットするのか?」というのはちょっとだけ気になっていたことではあったのです。(ZOZOとかでも、「サイズ感が思ってたのと違う...」という失敗はよくありますよね...)

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着てみて、真っ先に思ったこと。

「めちゃくちゃピッタリや!!」

なんかもう、笑っちゃいました。ここまでフィットすると。笑

シャツの首周りの長さ、ジャケットの肩周りの幅、腕の長さ、パンツの腰回りのゆるさ、丈感...などなどあらゆるパーツがジャストフィット。こういうのって、着てみてほんと一瞬で分かるんですね。いかに、これまで着ていたスーツが自分に合っていなかったのかを痛感しました。

ただ、「ぴったりで気持ちいい」を通り越して、「嬉しい」という謎な感情が湧いてきたのにはさすがにびっくりしました。これは、不思議というか、変な感じというか、、、ちょっと言葉に言い表しにくい感情なので、ちょっと味わってみてもらいたいですね。

量販店で買える安いスーツって、標準的なサイズで量産しているので、やっぱり「ジャストフィット!」という感じではないんですよね。当然、腕の長さが他の人より4〜5センチ長い人のために作られているわけではないのです。

なのでハイ・テーラーではじめてオーダースーツを作ってみて、「自分にぴったりのスーツが手に入る」という体験を買うには決して高くないと思いました。

※今回は、本サービスの体験、モニタリングを前提に、商品内容の一部を特別にご提供いただきました。