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50歳になったので、新しい仕事を始めることにした!

おはようございます。
ブックデザイナーの井上新八です。

いつかなるだろうなーと思ってら、なりましたね。
50歳。

しんぱち。50歳になりました!

わーー!ぱちぱち!

すんなりなりました。

というわけで今週から50代の自分を生きることになります。

なってみたらどうかというと、何も変わらないですね。
当たり前に先週が今週になったくらい。
こんなにあっさしりたもんかと。

けっこう何年か前から危機感を持ってたんですよ。
50代になることに。

わたしはフリーランスで仕事をしてますが、そのせいもあって、ものすごく危機感を持っていたんです。

不安だったんです。

たぶん仕事が減るな、いやなくなるかもしれないなって。

50代ですよ!
極端に仕事の依頼が減りそうな気がしてたんですよね。
ま、それは40代になるときも思っていて、このままこの仕事続けていけるもんなのかな…と、確か30代のときはやっぱり不安に思ってた。
でも、50代はより深刻に感じていたんですよね。

けっこうぼかしながら感じていたモヤモヤをちょくちょく書いたりしてたんですよね。

これとか。

このままでいいのかな…という思いはずっとあった。

それから、今年10年ぶりくらいに本格的に体調を壊した。
夏頃に高熱で寝込んでしまって、でも仕事に穴は空けられないので、高熱出しながらなんとか仕事こなす日々を過ごしてみて、仕事の仕方についてもこのままでいいのかな…なんて思いもちらつくようになった。

いまは、まだ無理がきく。
でもこのままの仕事の仕方でやっていくってどうなんだろう?
いつまで今みたいな働き方ができるだろう。

明らかに今は仕事をやりすぎている。
仕事を減らさないといけないのかもしれない。
でもそんなこと考えるより早く仕事が減っていくかもしれない。
AIが進化してデザインの仕事にも侵食してきたら、仕事そのものが減る可能性だってあるかもしれない。

先のことを考えると、この「減る」という言葉がちらついて、どうにもネガティブな気分になる。

どうしてもネガティブに「減る」と向き合ってしまう。
これはどうにかならないかな…。

必然的に減るにしろ、体力的に減らさざるを得ないにしろ、どうせ減るなら、ポジティブに「仕事が減る」を考えられないか。

思い切って考え方を変えることにした。

「減りそう」とか「減らさないといけない」とか「減っていく」とか、そういうネガティブな感情で「減らす」のではなく、前向きに「仕事を減らす」を受け入れよう、そう思った。

前向きに減らす!

そのために「仕事を増やす」ことにした!

言ってる意味が自分でもよくわからい。

でも「減らす」ために「増やす」
これがいちばんポジティブな「減らし方」だと思った。

ようは、「デザイン」の仕事の比重が高すぎるのだ。
いまわたしを形成してるものって仕事だけで言えばデザインがほとんどだ。
心配や不安の大半はこの「デザイン」の仕事への不安が10割。

なので、この負担の割合を減らせばいい。

どうすればいいか。

新しいことを始めればいい。

新しい仕事を増やせばいいんだ。
そしていまやっている仕事が減ることを前向き受け入れる。
いまやっていることの比重を減らして、新しいことにシフトしていく。
完全に移行するんじゃなくて、ちょっとずつ比率を変えていく。

そうやっていこう!

それで、50代を迎える前の最後の挑戦として本を出すことにした。
これは前向きな50代を迎えるための儀式でもあり、新しいことを始める準備でもある。

思いついてはみたものの、たった半年しか時間はない。
でも下地にはnoteの原稿がある。
3年間コツコツ積み重ねてきたもの。
あまり意味も目的も考えずに毎週書き続けてきたnoteだったけど、ここに来て意味が生まれた。
地道に意味なく積み重ねてきたそれは大きな財産に変わった。
3年分の自分が、今の自分を助けてくれる。
その時がやってきたのだ。

思いついた翌日に計画を立て、その通りに実行した。

奥付の日付だけ12月8日にはできなかったけど、他は全て達成した。
死に物狂いで半年間、やり抜いた。

目標は達成した。

でも、じつはここからが始まりだ。

仕事を増やす。
出版はそのための第一歩だ。

その意味も込めて、本に一つ仕掛けをした。

気づいた人もいるかもしれないけど、こっそり肩書きに見慣れない職業を足してみた。

「習慣家」

本を出して、自分が活動しやすくなるような、世界を広げていけるような肩書きを作ってみることにした。

「習慣家」
とりあえず名乗ってみた。
たぶんまだない職業だ。

習慣を極める活動をする人なのか、習慣化を推し進める人なのか、習慣化を人に教える人なのか、その全てかもしれないし、そのどれでもないかもしれない。

ただ「習慣家」としての仕事は積極的に作っていこうと思っている。
まだ具体的に何をするかは決まってないので、これから何をするか考えていく。

「習慣家」として仕事を作っていく。
それが50代からのわたしの新しいテーマだ。
「習慣家」としての仕事の比率を少しずつ上げていく。

具体的ビジョンとか、そんなものはまったく考えてない。
とりあえず「習慣家」という箱を作った。
あとはこれをどう発展させていくのか、自分で考えて、流れに任せながら、やっていこうと思う。
恥ずかしい結果になってもいいじゃないか、別に。
どうせ恥ずかしい生き者なんだから。

こうして動きだしたことで、確実に意識は変わった。
それだけは確かだ。
今の仕事が本当に減るのか、減らすのか、じつはそれもわからないけど、前向きに減らしていく準備はできたと思っている。

ただ誤算があって、本を出す発表をしたあたりからデザインの仕事の依頼が激増しだして、減らすどころか、ただ単純にやることが増えただけになるかかもしれないけど…。

とにかく、今日から「習慣家」としても活動していきます!

今日から、習慣家の井上新八です。

どうぞよろしくお願いいたします。


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