令和発表の日に政府CIO補佐官を拝命するにあたり

新元号「令和」発表で賑やかなタイミングではありますが、本日平成31年4月1日付で内閣官房政府CIO補佐官を拝命し、さきほど辞令交付を受けて参りました。なにやら謎に戦闘力高そうなタイトルではありますが、肩書き負けすることなく貢献してゆく所存です。ということで、久しぶりにBlogっぽいものを書いてます。

使いにくい、不便であることが当たり前の政府や自治体のサービスを、より便利で身近なものにしてゆくために、一石を投じたいという思いから政府CIO補佐官として参画するに至っています。なにをいってもどうせ変わらないとあきらめるのではなく、任期の間に可能な限り布石を打ってゆきたいと考えています。きっかけをくださった関さん、ありがとうございました!!

担当府省が明確に決まっているケースも多いのですが、私の場合は、政府CIO補佐業務の主管部門である内閣官房 情報通信技術(IT)総合戦略室という部門に所属し、各プロジェクトを幅広く支援してゆくことになると思っておりますが、具体的にはまだ決まっておりません。先ほど政府CIO三輪さんと軽くお話した限りでは、なにやら他の補佐官とは違う立ち居振る舞いをご期待いただいているようで、空気読みつつ役割果たしたいと思います。
各担当の主張が強いであろう各プロジェクトを軌道修正が難しいことは想像に難くないですが、外部から要望を叫ぶより、内部から改革するほうが手っ取り早く社会に大きなインパクトを与えられるのではないかと今のところポジティブに考えてます。が、早晩壁にぶちあたることでしょう…

政府CIO補佐官の錚々たるメンバー(2019年度の一覧は執筆時点準備中)を見るに「いさごちゃんとか大丈夫?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。その点に関してはみなさまが感じた意外性を活かして、よい橋渡し役になるつもりです。
政府CIO補佐官の詳細: https://cio.go.jp/node/2326 

MicrosoftやOracle時代の比較的エンタープライズIT側での経験に加え、LINEにきてから学んだUXをあきらめず、常にユーザー目線で考え抜くサービス開発の方法論を、各種政府標準に反映してゆきたいです。

また、スタートアップ企業支援を通じて構築してきた関係性を活かし、起業家や新規事業のご担当が、政府や自治体と連携してサービスを社会に浸透させてゆく窓口になれればよいな、と考えております。LINEはすでに社会インフラとして定着させるための渉外活動を広く展開してますが、ITで社会をよりよくできるポテンシャルは日本にまだまだ溢れていると思うので。

エンタープライズIT側はもちろん、ネット系企業やスタートアップ側のどちらからも、砂金に務まるのであれば次は自分も!というひとがでてくるきっかけ作りになれば幸いです。ちなみに、これまでも内閣官房IT室が主管するオープンデータ利活用ワーキンググループに構成員として参画するなど、それっぽいお仕事は担当してきております。

LINEでのお仕事はもちろん継続で(DevRelに加えAI領域での新規事業立ち上げを担当させていただきTODO山積み)、副業として政府CIO補佐官を担当させていただきます。基本的には午前中早めの時間をうまく活用する方向で。柔軟な勤務体系をご調整いただいた関係各位に改めて感謝申し上げます。政府CIO補佐官としての活動はもちろん公平、公正を厳として対処しますが、せっかく本業側で担当していることもあり、AIや、ブロックチェーン技術をベースにしたトークンエコノミーなどの知見を積極的に活用できましたら成果としてはなおよしですね。

令和発表の日に辞令を受けるのもなにかのご縁と思いますので、お付き合いいただいている皆様のお力をお借りして、次の時代を築く一翼を担ってゆけたら嬉しいことこの上なく。

これを機に、Microsoft卒業以来お休みしていたBlogでの情報発信をnoteでまたはじめてみようかな、と思っている次第です。政府CIO補佐官としての活動で視座の高まり、視野の広がりあると思いますので、できるかぎり言語化して共有してゆきたいと考えております。新任政府CIO補佐官のもがき苦しむ様を、みなさま生暖かく見守ってくださいませ!

※指摘により見出し画像を削除しています 2019.4.3

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