孤立死は他人事ではない

『孤絶 -家族内事件』を読み終えました。

説明
内容紹介
「なぜ、助けを求められなかったのか」?介護殺人、ひきこもり、児童虐待、孤立死……問題を内に抱え込んでしまった家族に起きた悲劇。いつ誰の身に起きるとも限らない事件の背景に迫る。
目次
第1部 介護の果て
第2部 親の苦悩
第3部 幼い犠牲
第4部 気づかれぬ死
第5部 海外の現場から
内容(「BOOK」データベースより)
介護殺人、ひきこもり、児童虐待、孤立死―周囲から孤立した家族の中で起きた悲劇。事件の背景には、限界まで追い込まれた当事者の苦悩があった。

現代社会の問題を取り上げたドキュメンタリーです。

この本を一通り読んだことで、介護疲れによる殺人や子どもへの虐待の実態を知ることができた。
特に考えさせられたのは孤独死、孤立死の問題。それらは遠い将来の話だと考えていたが、一番身近に存在する危険なのだ。
まわりに相談できる人や施設などがなく、思い詰めて犯行に及んでしまった方々の事件を読んで胸が苦しくなる。
まわりにSOSを求めたけど、問題が解決せずに事件に発展してしまったケースも紹介されていた。制度を整えることも大事だけど、気軽に頼れる環境をつくることも大事だと感じた。

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