「何の天才なんですか??」

おはようございます。

Mr.Childrenのhimawari
「いつも透き通る真っ直ぐに、明日に漕ぎ出す君がいる」
の部分、歌詞もメロディーラインも大好きだ。

さて、先日の嬉しい出来事。Xでもちょっと書いたが

「マーケティングのプレゼン」入学試験がある子に少しだけプレゼンと資料の中身を見させてもらって僭越ながらアドバイスしていたので、私も嬉しいと同時にホっとしている。

「小泉さんは何の天才なんですか??」

会った時に聞かれた純粋な疑問。
社長をやって、会社を続けている以上何かに長けていて、まさにある競技の日本代表であるような、そんな眼差しでの質問。

今回プレゼンや資料作成をアドバイスをするかわり教わったことも多く、やりとりを記したいと思う。

「それが、何の天才でもないんだ。サラリーマンをやっている時もほんの少し人より成績は良かったけど、人に合わせられなくて。さらに無知だったから自分でやったらうまくいくって思い込んでいた。大海原に飛び込んだら、天才は愚か努力量も知識量もかなわない人ばかりだったよ。それこそ日本代表級に自分が日本で一二を争えるものなんて、何もない」

これが本当に100%嘘偽りの無い答えである。今も変わらない。

「じゃあ、なんで社長なんですか?10年でしょ?何で今も続けていられるんですか??」

と屈託のない笑顔で問い返される。
こういう質問をストレートにできる高校生は素敵だし、ここから当たり前を作れるんだから可能性は無限大。

「そうだな・・・まずなんで今自分が社長か。代表取締役か。っていう話だけど、始めた人間であり、何かあった時に責任を取る人間だからなんだ。自分が好きで初めたんだから、会社が最高の状態になっていて誰がやったって大丈夫。となっているか、小泉のままだとまずい。ってなっていないのに、辞めるのは無責任だろ??」

「そっか。なるほどね。最初のリーダーだ。でもそしたら、後から天才が入ってきたら変わるの??できる人がチームのリーダーになるじゃない?」

「本当にそうか??何かに長けている人間が今◯さんがいるグループに入ってきた時に、その人間が中心人物になるか?その人がいるから、自分はそのグループにいる。という感情になるか?」

「いや、Aちゃんが作っていてAちゃんが面白いからそのGrにいる。ああそういうことか・・・。なるほど。」

「そう。そのAちゃんでいられるうちは、代表でいる感じだ。Aちゃんは天才じゃないこともあるんだ。天才は自分でなくてもいい。で、今◯さんが言った面白いっていうのが大事で、大人になって面白い事を考えて動く人って少なくなるんだ。あの人面白いって思ってもらえることが、俺は嬉しい」

「へーーー。でもそんなの習わないですね学校では。面白い!!!今学校の中でこんなのが流行っているんですが・・・」

と矢継ぎ早に話す。

これ、教えているように見えて私が学び得るものが本当に多かった。
言葉にして改めて考えることもあるし、物事をストレートに捉え忖度なく直球で聞かれて、今の高校生に伝える。こんな機会は貴重である。

別れ際、

「もっと社長って偉そうなのかと思っていましたが、逆でした。」

そこ言葉には、どんな思いがあるのかなぁと考えながら30代最後の1年どう過ごそうか考えながら家まで少し長い道を歩いた。

時に歳が離れた人と会話することもお薦めします。


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