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【SLAM DUNK】Dolby Cinema最高!追加料金の価値アリでした!

結局またコレかよ、と言う話ですが、遅ればせながら、先日ようやくDolby Cinema版で「THE FIRST SLUM DUNK」を観ることが出来ました。平日なのになかなかの混雑具合でしたから、人気の高さが伺えます(恐らく自分と同じように、通常版からのリピーターの方もいらしたのでは・・・?)。今回はそのDolby Cinemaの感想と共に、なんでここまでリピートしたくなるのかを自問自答してみました(笑)。ちなみにネタバレ内容含みますので、ご了承ください。


1 音の臨場感が違う!前後左右からも聴こえる!

最初のDolby Cinemaの宣伝の映像と音楽だけでもスゴイんですが、それに影響されてなのか、確かに前方だけでなく後方や左右からも音が聞こえてきました。風の音や波の音(ソーちゃんのシーンですね)、試合中の観客たちの声(これは通常版でも聞こえますが、よりクリアに)などなど、本当に細かいところまで作り上げられているなーと改めて感心しました。画面の外からも音が聞こえてくる感じとかは、やはりDolby Cinemaならではなのかな、とかシロートながらに思いました。こうなるとiMAX版はどんなんだったんでしょうね・・・観たかったな。

2 キャラクター探しの楽しみ

これは多くの方が書かれていますし、自分もまだまだ探せていないキャラもいるので、ドヤ顔では語れませんが、最初に海南大メンバーを見つけた時は興奮しましたね。そして回想シーンの仙道さん!(ワンシーンでしたが嬉しかったです)それから複数回鑑賞するごとに、コートサイドの愛和学院とか陵南のボス猿こと魚住、沢北パパ、さらには(多分ですが)中村記者と相田弥生さん、最近ようやく見つけられたのがリョータママのカオルさん!(開始早々から観戦していたんですね!)・・・こんな楽しみも。あと・・・ゴリに悪態付く竹中先輩も観戦していませんでした・・・?違うかな?

3 サプライズだらけのオリジナルストーリー

原作では描かれていなかったストーリー満載かつ、それらが全て観客の琴線に触れるものばかり。原作ではお調子者でけんかっ早いやんちゃキャラだったリョータにあんな壮絶な過去(沖縄編)があったとは・・・!に始まり、中学時代にリョータとミッチーがあんな出会いをしていたとは!とか、そしてゴリにはゴリの悩みがあり、さらには安西先生と奥様の朝のジョギングシーンまで見られるとは!(笑)。最後の安西先生話はご愛敬ですが、やはり兄ソータを亡くして失意の中、神奈川に転居し、なかなか馴染めないリョータにとってはバスケコートで知り合ったミッチーはまさに兄貴代わりに映ったでしょうね。だからこそ、あの喧嘩シーンがより一層辛いものに・・・

4 山王戦自体が「神回」!

これは言わずもがなでしょう。当時の井上雄彦先生が「あれ以上の試合は書けない」と仰ったという伝説があるほどの試合ですからね。これは原作の方が前半戦から濃密に描かれていますので、内容で言うと原作に軍配が上がりますかね。とはいえ、あの「絵」が動画で見られる!しかもCGになってリアルに再現された!というのが我々ファンにとっては最高に嬉しいサプライズだったと思います。(そしてもちろんラストの花道と流川のタッチが映像で見られる日が来るとは!という)

5 主役の変更サプライズ(だけど結局は花道サイコー!笑)

徹底したシークレット作戦により、主役がリョータであることも、公開間近になって話題になってきました。と、同時にどうやら井上先生の短編「ピアス」が関連しているらしい・・・といった噂レベルでの情報でした。一方で声優さんがアニメ版から変更になり、これに関してはアニメ版のファンの方々から批判もありました。自分は原作ファンであり、アニメ版をそれほど見ていないので、それほど気になりませんでしたが、アニメファンの方にとってはネガティブなサプライズになってしまいましたね。

とはいえ、「3」で書きましたが、リョータをメインにした新しいエピソードが胸を打つものばかりで、なおかつ映像・音楽・・・すべてが期待以上だったことで、ここまでのリピーター現象となっているのだと思います。ちなみに複数回見ていくと、やっぱり後半は花道メインなんですよね、ま、見せ場満載ですから当然ですが。というか、キャラの強さと言うか、花道は脇にまわってもやっぱり存在感が強いし、目立つんですよね。それがちょうどストーリーと相まって、映画全体の「盛り上げ役」になっていました。やっぱり無茶苦茶いいヤツですよね、花道。

6 映画版「タッチ」との類似点

これはあまり書かれていない気がするのですが、映画版を見ていて、あだち充さんの「タッチ」と類似する点があるな、と思いました。「タッチ」も原作→アニメ→映画と世界観が広がっているのですが、たしか主役の上杉達也はそのいずれもキャラが少し異なる、と映画版のパンフに書いてあったように思います。原作やアニメはやや三枚目。でも映画版はしっかり二枚目(しかもセル画の色も変えていたそうです)。映画版「スラムダンク」でもリョータは原作と異なり、かなりクールキャラに。奇しくも「タッチ」も兄弟の喪失(あちらは弟でしたが)がテーマ。作品全体でも兄達也が弟和也(と南)の夢である甲子園に出場するというもの。映画版「スラムダンク」では兄ソータの夢だった山王工業との戦いを弟リョータが叶える、というようにちょっとだけシンクロ・・・しませんか?

7 最後は・・・最高のモノを作ろうとするプロの気概

これは以前にも書いたのですが、やはり、これに尽きるかな、と。公表されているオフィシャルのコメントからはスタッフさんたちの並々ならぬ努力と「井上先生のために」という意気が伝わります。また「か・え・せ」に3時間かけたという花道役の声優、木村昴さんの秘話もありましたが、スタッフ全員が最高のモノを作ろう!という「プロ魂」が結集したのではないでしょうか。そして中心にはもちろん、井上雄彦先生。これだけ皆に愛されているスラムダンクの世界観から、さらに我々の期待を超えてくるモノを作って下さるその才能!こうしたすべてにおいての「こだわり」が、我々ファンの胸を打ったのかもしれませんね。

不思議とこうやって書いていてもまたすぐに見に行きたくなるという・・・結末を知っているのに、どうしてラストは息を止めてしまうのでしょうか?まずは原作読み返して「Re:Source」読んで・・・最後はやっぱり劇場か!?(笑)。しかもDolbe課金はアリかな・・・とか。

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