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サダム・フセインに炭疽菌兵器を極秘手配した特使は、10数年後サダムを敵視するタカ派研究員に マスゴミが隠す不都合な真実 ラムズフェルド㊦ 生物兵器編②

臆病者のくせにタカ派を気取る米国のエスタブリッシュメント「チキン・ホークス」によってテストされてきた全体主義を押し付けるための「細菌ゲーム」と、生物兵器カルテルに集う連中の醜悪さを、生物兵器編として、「真実のアンソニー・ファウチ」(ロバート・F・ケネディ・ジュニア著)などの勇気ある告発から明らかにしていきます。
前回に続けてマスゴミが報じないドナルド・ラムズフェルドの不都合な真実です。
 

サール製薬CEO、特使として炭疽菌、腺ペスト兵器を極秘手配


「真実のアンソニー・ファウチ」12章[生物兵器の歴史]より
<生物兵器禁止条約には、ワクチン生産のための炭疽菌やその他の生物兵器の生産を許可するという重大な抜け穴も含まれていた。国防総省とCIAのスパイたちは生物兵器の種子ストックを栽培し続けた。1983年から1988年にかけて、サール製薬のCEOドナルド・ラムズフェルドは、イラクにおけるロナルド・レーガンの特使として、イラク大統領サダム・フセインに炭疽菌や腺ペストを含む大量の化学兵器や生物兵器の極秘輸送を手配し、イラン百万人の軍隊による迫り来る敗北を逆転させることを望んだ。ホメイニ師率いる勝利したイラン軍は当時、ペルシャ湾を巡る戦争でサダムを敗走させていた。ブッシュ政権は、イランが紛争で勝利した場合、世界の石油供給に影響が及ぶことを懸念した。>
※2002年12月31日のデイリー・メール記事「ラムズフェルドはイラクの化学兵器入手を支援した」が出典とされています。
 
※WHOの天然痘絶滅宣言から10年以上過ぎた科学担当記者時代に、大学退官後製薬会社に勤めていたウイルス学者からシベリアの永久凍土に天然痘のウイルスは残存していると聞いたり、研究室レベルでは危険な細菌やウイルスが残っているかもしれないと考えたりしていましたが、何のことはない、条約の抜け穴で数々の生物兵器の種子が生かされ、生物兵器化までされていたわけです。
極秘輸送から10数年後に911が起き、その直後、2001年9月、10月の二度の炭疽菌攻撃を"新しい敵”から受けて、極秘輸送を手配した中東特使の顔は、一変します。待望されていたソ連に代わる新しい敵の登場ですが、随分都合よく事が運ぶものです。
 
※ちなみに、ウィキペディア英語版「サール製薬」によると、
<GD Searle, LLC はファイザーの完全子会社です。現在、同社はファイザーの商標会社および子会社であり、43 か国以上で事業を展開しています。…サールは、最初の女性用避妊薬と人工甘味料ニュートラスイートを開発したことで最も有名です。…サールの著名な出身者の 1 人は、2000 年代にジョージ・W・ブッシュの国防長官を務めたドナルド・ラムズフェルドです。…
1977 年から 1985 年にかけて、ドナルド ラムズフェルドはサールの CEO を務め、その後社長を務めました。1985年、彼はモンサント社によるサール社の買収交渉を行いました。>
※同社の人工甘味料は安全性に物議を醸しました。
 
ラムズフェルドが10数年後に一変した顔は、タカ派研究員の顔です。
 

ラムズフェルド、チェイニー、ジョン・ボルトン…戦争屋の面々はベトナム戦争の徴兵を回避した「チキン・ホークス」


[ダーク・ウィンターの余波]より
<シンクタンク「アメリカ新世紀プロジェクト(PNAC)」のメンバーも、9/11の直後に生物兵器による攻撃が確実に起こり、同時にパニックを増幅させたという警鐘を鳴らす上で重要な役割を果たし、炭疽菌の手紙攻撃を受けてイラクを非難した。PNAC の中核的な教義は、冷戦の勝者として、アメリカとアメリカに本拠を置く多国籍企業、特に石油会社と製薬会社が1世紀ほどにわたって世界を支配する権利を獲得したというものであった。PNAC メンバーは、ブッシュ大統領の外交政策に関する主要ポストのほぼすべてに就いていた。戦争屋の陰謀団は、アメリカ帝国主義の好戦的なブランドに敬意を表して、自らを「バルカン人」と呼んだ。彼らのメンバーには、ディック・チェイニー、スクーター・リビー、ドナルド・ラムズフェルド、ダグラス・フェイス、エリオット・エイブラムス、ジョン・ボルトン、そしてラムズフェルドの顧問リチャード・パールとポール・ウォルフォウィッツが含まれていた。批評家たちは彼らを「チキン・ホークス」と呼んだ。皮肉なことに、彼らはそれぞれがベトナム戦争の徴兵を回避したからだ。
世界貿易センター攻撃の作者であるオサマ・ビン・ラディンは、アフガニスタンの洞窟からその作戦を指示したとされている。しかし、ドナルド・ラムズフェルドは「アフガニスタンには良い標的がいない」と不満を漏らした。PNACのチキンタカ派は、9/11を対イラク戦争の口実として利用することを決意したが、その陰で神はいたずらにもアメリカの大量の石油を備蓄した。炭疽菌はその挑発を提供した。PNACにとって、世界の石油資源の管理はアメリカ帝国主義の来世紀への重要な布石であり、アメリカに対する生物兵器攻撃は先制侵略への理想的な挑発となった。>
 
※ラムズフェルド発言の出典は、2009 年7月28日Think Progress の記事「イラク:ラムズフェルドにはより良い標的が必要だったから」より
 
※PNAC議長は、ネオコンのゴッドファーザーことアーヴィング・クリストルの息子、ウィリアム・クリストル。
 


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