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2011年NYの旅 地下鉄で

2011年にニューヨークの地下鉄に乗った時、隣に座った女性に街の事を聞いてみました。自分はシンガーソングライターなので色んなトピックスに興味あるということで。彼女曰くNYの特色は " Divergence " 発散、色んな性質の色んな人々が共存していると。 確かに後で42丁目のグランドセントラル駅に行った時は本当に色んな肌の色、雰囲気の違う人々が一つのプラットフォームに集まってて、正に人種のるつぼだと実感しました。

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朝のラッシュで押し合いへし合いになる時は疲れるけど、誰のせいでもない大都会の性質だと言いました。 ヘルズキッチンフリーマーケットがお薦めの場所でした。

NYは好きですか?と尋ねたら " I Love New York !! " と喉を鳴らしながら100%の確信振りで言い放ったので何か眩しいものを感じました。自分は2014年も来て10日間放浪し、面白いけどエネルギーと狂気が多過ぎてエレガンスを圧倒している都市だ、よりアーティステックなヨーロッパの方が好みだなと思っているので、彼女とは異なるのですが、腹の底から絞り出すように " ニューヨークが好きだ ! " と言ったのでやはり人を惹き付ける街なのでしょう。

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それでもポツンと  " いつか西海岸の方へ行くことも考えている。今私はこの街で何かを見失っているような気がする。 " とも言いました。ちょっと前の確信ぶりとこの時の少し寂しそうな表情の差異が印象的でした。

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確かにNYとLAやサンフランシスコは雰囲気違いますし、NYはcold city ,San Franciscoはwarm だと言う人もいました。(自分は3年後にサンフランシスコの影の部分も見たのですが )

しかし自分のように、東京の、日本の事しか眼中にない、世界の狭い機械人間に囲まれている者にとっては、世界中の色んなタイプの人に会え、結局は世界の中心であり最先端であると私は思うニューヨークに住んでるだけ素晴らしいじゃない ? 贅沢な悩みだねと思ったりするのですが ....     まあ、 真っ白カーペットの上にいると極小黒点でも気になるように、何処にいても人は、より良きものを求め葛藤するものだという気もしました。

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