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【読書】働き方完全無双

ひろゆきさんの著書を初めて読みました。

人生の競争で苦しむ人たちに、人生の抜け道というべき考え方を提唱しています。

さらには、日本という国が今後世界のなかで生き残っていくためにはどうすれば良いか、ひろゆきさんの考え方を述べています。

考え方としては、日本という国は新しい産業が出てきても法規制がかかったり政治の動きが遅かったりして結局外国に持っていかれてしまうので、他の国と同じことをやって競争するより、日本独自のカルチャーや観光を伸ばしていってオンリーワンになろうというものです。
政治に対する一種のあきらめというのを感じ取れます。

個人については、例えば資格を取っても、人が身につけたことというのはマニュアル化やシステム化されてすぐにコモディティ化してしまう。
もちろん勉強するというのも大事だけど+αの考え方を持つこと。

例えば、ストレス発散にお金を使ってしまうなら今のストレスレベルを基準にして仕事選びを考え直すとか、地方に移住すれば東京に住むよりもお金がかからないといったことが挙げられる。

副業とかを考えるのであれば、理解者がいなくてもコツコツと続けることや無料で始められることや新しいことはとりあえずやっておくこと。

ベーシックインカム案についてひろゆきさんの案が書かれており、巻末に大雑把ではありますが財源をどこから捻出するかというのも書いていて面白かったです。
ベーシックインカムのメリットとしては、最低限の収入が保証されていることで転職や起業がしやすくなることがあります。
当然懸念として、労働意欲が低下するのではないかというのはありますが、働きたくない人は働かずにベーシックインカムで好きなことをやればよく、頑張りたい人は勝手に頑張るだろうと述べています。

貯蓄がない世帯も多く、ベーシックインカムについて議論を始めることは必要かと私も思っています。

この本はひろゆきさん自身が考える新しい日本の方向性というメッセージが込められています。

私の思うのは、日本という国は過去の戦後復興や高度経済成長時代の成功体験にいまだに固執している部分があるので、
これからは国際競争に勝とうとするよりも独自性を出す方向で行ってほしいと思います。

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