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GPTストアの課題と問題点:ユーザー体験から見たChatGPTsの利用実態


はじめに

ChatGPTsが登場し、GPTストアも開設されてから少しの月日が経ちました。ところが、私はGPTストアをほぼ利用していません。なぜなのか? 一利用者の視点から深掘りします。

GPTストアの利用現状

1. 個人データの問題

私がGPTストアの多くのChatGPTsを使用していない理由の一つは、自分のデータをシステムプロンプトに入力していないため、使い勝手が良くないことです。よりAIらしく私に特化させて使おうと思うと、どうしても私固有の情報を入力する必要が出てきます。誰かのGPTsだとそれができない(つど入力しなければならない)ので結局は自分で作るという結論になっています。

2. そのGPTsで何ができるのかわからない

もう一つの大きな理由は、これらのGPTsの役割が理解しにくい点です。内部プロンプトを見れないのでどのような機能を持っているのかが非常にわかりにくく、短い説明文から機能を推測するのは難しいのです。

プログラム作成ボットの体験

プログラムを書いてくれるGPTsを試してみましたが、どのプログラミング言語に対応しているのか、どのような挙動をするのかが予測しにくい状態です。会話の中で「説明」「追記」のように出てくる選択肢も、何について説明をするつもりなのか、どこの部分について追記をするのかがわからず、結局は自分で作成したほうが効率が良いという結論に至りました。

GPT-4の性能とGPTストアの価値

GPT-4の性能のおかげで、複雑なプロンプトが不要な場合も多く、十分な結果が得られます。結果が得られないときは、プロンプトをその場で修正すれば良いので、現時点ではGPTストアの価値を十分に感じていません。

Googleのサービスと連携してどうのこうのというGPTsも中にはありますが、そもそもGoogleがGeminiを出していますし、それならばもっとUIの優れたサービスはいくらでもあり、わざわざGPTsでやる必要性は感じません。

結論

ChatGPTsやGPTストアは魅力的な技術ですが、使いこなすには明確なプロンプトと機能の理解が不可欠です。他人の作ったGPTsではこれがとても難しいわけです。今後の改善と発展に期待しています。

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