noteの不思議

 なんとなく書きたいことがあったし、共感して欲しかったから始めたnote。

 過去の日常生活で起こった事をまとめたり、気になったことや思ったことを調べたり、架空の設定に当てはめて吐き出すことは楽しかった。

 一方で吐き出したかったからnoteを始めたということもあり、気になったことを調べた結果noteの記事を読むことがあっても、note内から記事を探して読むということをしなかった。

 また書いた内容も雑多すぎたし、それ以外の趣味のために作ったアカウントとは差別化を図りたかったので、サークルに入るとかもなかった。

 そんなこんなで月1くらいの頻度で更新してきたわけだが、アカウント自体を作ってからも時間が経っていたし、何かコンテストに応募することもあまりしてこなかったから、スキもされなければビュー数も少なかった。

 あまりビュー数を伸ばしたいとかスキされまくりたいという欲求自体はなかったものの、誰にも読まれないのは少しばかり寂しいものである。

 本当はもっと応募とかすればいいのかもしれないが、怠惰な自分にとって料理とかSDGsとかで書けることもなく、また素性バレも避けたいから街のこととかも書けない。書きたいことと応募できるものが合致すれば書くけれど、回数はあまり多くないし、応募したところでビュー数は伸びなかった。

 フォロー数15くらいでTwitterと連動させるとかもせずにだらだら3年くらいnoteをやっていたが、最近ある変化が起きた。

 あるアカウントをフォローしてから、フォロー数やスキが急激に増えまくったのだ。私はそのアカウントの記事を定期的に読みたかったからフォローしたに過ぎないのだが、それが起爆剤となったのか、記事も更新してないのに、フォロー数やスキの通知がよくくるようになったのだ。

 みんな記事を読んでほしいだろうし、そのためにはフォロー数を増やしたい。自分も同じ考えだったので、来たフォローには片っ端からフォローバックしていった。

 フォローバックしてくれるアカウントという印象を周囲に与えたのか、次から次へとフォローが来て、私はそれをバックしまくった。

 ダッシュボードを見たらビュー数を大きく上回るスキがされていた。横柄かも知れないが、私はこれが少々むなしく思えた。

 まもなくフォローの嵐もなくなり、ビュー数もスキも来なくなった。


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