突然ですが、私は劣等感の塊です。というと、 自己肯定感大丈夫ですか？とか、鬱な感じですか？とか言われますが、全然違います。ただ、劣等感だけを持ってる感じです。そして、劣等感は凹んでいるだけではなく、色々と挑戦していくためのPOWERにもなっているというお話をしたいと思います。

ちなみに、誰のためにもならない自分語りな点はあらかじめご了承ください。

劣等感を感じる時

どんな時に劣等感を感じるかについてですが、常に劣等感を感じているわけではありません。常に劣等感を感じていたら、すごく惨めな性格になってしまうと思いますし、生きづらくて仕方がありません。

とはいえ、稀にしか劣等感を感じないかというとそんな事はありません。今こうして文章を書いている時も劣等感を感じています。つまり、何か自分から成果物や成果を出そうという時、不安と劣等感を感じてしまいます。

仕事でいえば、何か資料を作成した時、プレゼンを行う前、コンテンツを公開する前など、他の人ほどアウトプットが出せてる気がしなくなってしまいます。おかげでレビューなんかも実は嫌いです。

プライベートでも、キーボードを長く弾いてるのに、ライブはもちろん、レッスンですら下手くそだという劣等感に苛まれます。それが結構演奏にも影響することが多かったりもします。

なので、いつも何かに挑戦するときは「自分なんかがこんなことしていいのかな」とか、「こぇぇ、こぇぇ、ボロクソに言われるのこぇぇ」と思いながらやってます。

劣等感を感じるようになった理由

なんでそんな劣等感を感じるようになったのか。実はかなり昔からそう感じているので、はっきりとしたきっかけはわかりません。思い当たる節としては、コツコツとそういうのを積み重ねてきた記憶はあります。

一番最初は、小学生の部活でミニバスケットボールをやってたときですかね。手先が不器用でシュートが入らないんですよね。入らないから緊張してしまって余計手元が狂うみたいな悪循環でした。そのせいもあって、結局レギュラー取れませんでした。似たような感じで、中学もなぜか手先の器用さが求められるバレー部に入り、チーム自体は全国大会に行ったものの、同じような感じでレギュラー取れませんでした。

学校も合格率80%とか言われてて中学受験に失敗したり、大学受験も現役の時に失敗してたりもしてます。まぁ、現役の時の大学受験は遊んでたから仕方ないですけどね。それでもずっと進学校の中では成績はほぼ最下位に近い状態だったので、劣等感という意味では授業とテストの時だけは感じていました。

仕事面で言えば、新卒で入った会社でアサインされたプロジェクトが立て続けに中断になったり、プロジェクト自体は完了したもののそのままお蔵入りになったりと、結構不運なことがあって結果に繋がらなかったり。あと、マイクロソフトとかだと強烈に優秀な人たちの中で仕事してたので、どうしても高校時代の成績最下位のような感覚に陥ってしまってましたね。

そんな感じで、小学生ぐらいから自分は人より劣っているという感覚と共存し続けてきました。

それがPOWERになる時

そんな状態でも自己肯定感は低くなく、不安や劣等感に押しつぶされないで挑戦できているのは、なぜなのか。いや、実際はいつも不安で押しつぶされそうになっているのですが・・・。自分でも不思議なのですが、劣等感を持っているくせに挑戦しちゃうからだと思っています。

自分でも保守的だと思うし、周りも結構保守的だと思ってると思うのですが、なぜか自分の少し上をいつも挑戦してるんですよね。自分の経歴考えると身分不相応な経歴だと今でも思ってます。ただ、劣等感を持ってるくせに変なプライドがあるので、少し上を目指して見返してやろうと思っちゃうみたいです。あ、見返すのはビビってる自分なわけですが。それが多分自分のPOWERなんだと思います。

もちろん、自分よりちょっと上を挑戦しちゃうので、失敗はたくさんします。失敗は怖いです。なので前述した通り、「自分なんかがこんなことしていいのかな」とか、「こぇぇ、こぇぇ、ボロクソに言われるのこぇぇ」と思いながらやってます。

細かいところで言えば、「作成した資料にフィードバックください」って言うのも怖いし、チャットで「この仕事お願いします」って言うのも怖いです。でも、皆さんもそんなの一瞬思っても「いいや、やっちゃえ」と思って言っちゃいますよね。

自分は劣等感からそう言う細かい事にも他人以上ビビる反面、大きいことにも「いいや、やっちゃえ」と思ってやってしまっています。おかげで、打率は高くなくても、それなりに前に進めているんじゃないかと思ってます。

まぁ、それが会社名の由来である「やらまいか」なのかもしれませんが。

劣等感があるからこそ、プライドがあり、それをPOWERにして、思い切って何かやる。正直、精神衛生上よくないとは思うし、疲れる生き方だと思うけど、巡り巡ってそうなっちゃった以上、そうやって走り続けるしかないのかなと思っています。

と、取り止めのない自分語りで失礼しました。