一次導関数を正にする

私たちは今現在成功しているかどうかで人を判断しがちです。

今、有名か?
今、お金持ちか?
今、活躍しているか?
今、etc...

しかし、重要なのは今のステータスではないと私は考えています。
大切なのは、一次導関数が正であるかどうか。

どういうことかというと、成功の指標があるとしてそれをグラフにプロットした時に、その現在の傾き(一次導関数)が正であるかどうかが大切だということです。簡単に表現すると「成功しつつあるのか?成功に向かっているのか?の方が今現在成功しているかどうかより大切」ということです。

今がどれだけ華々しくとも一次導関数が正でないなら、その人はもう過去の人です。逆に今がどれほどパッとしなくても、一次導関数が正、ほんの僅かでも正であるなら、その人は必ずいずれ頭角を現して過去の人を抜き去ります。なぜなら、成果は時間に対して複利で効くからです。僅かな正の入力が大きな成果を生み、僅かな負の入力が大きな凋落を生みます。

このことは昔、合気道でパッとしていなかった人が「化けて」急激に成長するところを何度も目撃したことから確信を持っています。彼らの一次導関数は正でした。

今現在がいま一つでも、そのこと自体を気にする必要は全くないと考えています。気にするべきは一次導関数が正であるか否か。それだけです。

そして、この心構えでいれば仮に成功したとしても、慢心したり傲ったりせずに成長し続けることができます。傲り高ぶりは破滅への特急券です。盛者必衰です。

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