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【早起きできたら日記12】 リラックスしたことある?

7:30起床。今日は既に娘が起きている。「子どもより早起きできたら書く」のコンセプトが根底から崩れている。子どもたちが春休みに入ってからというもの、ちっとも早起きができない。夜に仕事していることも事実だが、やはり「起きて学校/園へ送り出さなければ」という確固たる気持ちがないからだろう。人の意思とはなんと脆弱なのか。本当は、日中ひとりになる時間が取りにくいこの時期だからこそ、朝の時間を優雅に楽しみたいのだが。

「しのぶって人生でリラックスしたことある?」と先日友人に聞かれた。なんとも極端な質問だが、そう聞かれて、すこし考え込んでしまった。私は考えるのが好きだ。仕事をしてなくても何かしら考え事をしていて、それはもう趣味みたいなものだ。仕事は楽しんでいて、ストレスはない。心の豊かさは、会社員の時とは雲泥の差だ。でも、「楽しい・面白い」と感じている状態が「リラックス」かと言われるとちょっと違う。その上で、スマホ見たり本を読んだりして思考しているのだから、かなり脳みそは仕事している。「交感神経を働かせすぎなんじゃない?時々は自ら無になった方がいいよ。」−−毎日楽しいが、落ち込むこともあるという私に、その友人は言うのだった。

昨日は、電車ですこし遠めの公園に足を伸ばした。ちょうど今は桜が見頃だ。広い丘を埋め尽くす花吹雪が見事。やっぱりソメイヨシノはいいなあ。儚げで。友人のアドバイスに従い、レジャーシートの上に寝転がり、目をつむって耳をすました。すると、いつもは耳に入ってこない鳥の声が5種類ほど聞こえた。自然は好きだけど、何も考えず”感じる”って意識しないとできないんだなあ…。ちなみに、「リラックス」について同じ質問を夫に投げかけると、新婚旅行で訪れたタイのヤオノイ島での時間を挙げた。1週間も居なかったが、確かにあれば我々史上屈指の「リラックス」だった。しかしもう10年も前の話である。遠い。「リラックス」はもっとそばにあるべきじゃなかろうか。そんな夫は目を覚まし、今横で『ワールドプロレスリング』の録画を見始めている。好きなことだから楽しいのだろうが、およそリラックスとは程遠い番組だなあ…そう思うとなんだか笑えた。

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