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子どもは大人の顔見て育つ

「顔」がテーマの絵本ってすごく多いんです。なぜだかわかりますか?

それは、「赤ちゃんは顔が好き」だから。新生児の視力は0.01程度でぼんやりとしか見えていない。その中でも目と口は認識しやすいパーツなのだそうです。生まれて間もない頃から赤ちゃんは「顔」を認識し、さらに表情すらも読み取るという研究結果もあるようです。

「いないいないばあ」遊びは、親しみのある顔が突然見えなくなる不安感、また見えるようになる安堵感を繰り返す。その刺激に反応するのではないかと言われています。赤ちゃんにとっては一種のアトラクションかもしれません(笑)

私も実際子育てしていて、子どもって親の顔をすごくよく見ているなあと思いました。目を見つめるのはもちろん、話す時の口の動きもじっと見ている。こうやって感情を表すことや、言葉を覚えていくんだなと感心したものです。

今は園や学校などでどうしてもマスクで顔を隠していることが多いので、相手の表情が読みにくい状況です。子どもたちが感情表現を覚えられないのではという懸念の声も聞かれます。だからこそ、ノーマスクで過ごせる家庭や親しい人達との空間は、喜怒哀楽の表現を思いっきり楽しめる貴重な環境だと思います。

「薬を10錠飲むよりも、心から笑ったほうがずっと効果があるはず」
これはアンネ・フランクの言葉です。事実、笑顔は心身にさまざまないい影響をあたえると言われていますが、検証がなかったとしても何となく納得できます。だって子どもの笑顔で一番エネルギーをもらえるのは、親の私たちですから。そして子どもの方も、きっと同じだと思います。

笑顔でいるためには「自分のご機嫌取り」もかなり大切。ママもパパも、ちゃんと息抜きしてくださいね!

Don' t worry , Be happy!


2022.3.4ー5 SAT、SUN 開催
【子どもと笑顔の思い出をツクロウ〜春のうた絵本Live withスナップ撮影】に寄せたコラム

《 笑顔をはこぶおすすめ絵本 》

『おふくさん』
毎日にこにこ、みんなで仲良く暮らすおふくさん達。そこへ「怖がらせてやる!」と鬼がやってきた!鬼を笑わせようとするおふくさん達の愉快なお話。

『おつきさまこんばんは』
夜空にぽっかり浮かぶおつきさまと会話するように楽しめる絵本。笑顔、悲しい顔、おつきさまの表情がなんとも生き生きしていて印象的。読み聞かせれば長く愛される所以が分かる。

『うんちっち』
何を言っても、聞いても、必ず「うんちっち」と答えるウサギ坊やのお話。このおかしなクセ?のせいで窮地におちいり、さらにピンチを脱する。ただうんちネタだけで終わらないストーリーが面白い。子どもはもちろん爆笑!


イベントで配布したえほんコラム


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