見出し画像

【早起きできたら日記8】 心地よく人と暮らすには

6:30起床。今日は夫に起こしてもらった。しかし、夫に起こされたということは、既に夫は起きているということ。何を当たり前のことをと思うかもしれないが、私には大きなことなのだ。なぜなら私は「誰も起きていない静寂の朝」を貴重としているから。夫が起きていたら、まず電気が点けられる。そして、TVが点けられる。私はまだ暗い部屋の中で「やうやう明るくなりゆく窓際」を楽しんでいるのだった。TVの音なんてもちろん雑音である。

-とここに吐き出してはみたが、「人と暮らす」ということは、こういうことだ。夫は早く会社に行き、やりたい仕事がある。だから早起きした。7時には息子が起きてくる。学校に行く準備があるからだ。それぞれの都合や希望がある中で、家族は寄り合って暮らす共同体。完全に自由に時間や空間を使いたければ、ひとりでいるしかない。何年か前のドラマで、『私結婚できないんじゃなくて、しないんです』というのがあった。主演・中谷美紀(私ファンなの)が結婚しない女を演じる。相手役・藤木直人が元妻との結婚生活について語ったセリフが印象的で、今でも覚えている。
「重たい、でもあたたかい。」
ひとりでソファに座っていたら、両側に座っていた妻と娘が寝てしまい、自分にもたれかかってきたという思い出を語る、確かそんなシーンだった。これを聞いた時、家庭というものをよく言い表してるなと思った。誰かと暮らすことは重たく感じることもある。それでも同時に得られる温もりを「代え難い」と感じるかどうか。

昨日、私は一日フリータイムをもらった。夫と子供達は西武ゆうえんちに出かけた。私はついていかなかった。前日は夫が一日仕事で私がワンオペだったので、翌日は私が時間をもらったのだ。遊園地なんて、普通家族で行くものかもしれない。確かに、私も一緒に行きたい気持ちがないわけではなかったが、昨日のコンディションで同行したら、確実に疲れ切ってしまうことが目に見えていた。夫は非日常のレジャーがストレス発散になるタイプだ。私はエネルギーのある時でないとできない。お互い理解できている、ということなのかな? その日私は、何も意図せずにひとりでふらっと目黒を訪れた。まだ桜は咲いていないけど、目黒川沿いは散歩する人たちで賑わっていた。「川沿いに何軒ショコラティエあるねん!」と心の中でツッコミながら、あまり知らない街の散策をのんびり楽しんだ。とても心が満たされてリフレッシュできた。私の性質に理解ある夫、ありがとう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?