https://youtu.be/U2T9aNopzv0

大橋のりこ）何をしようがしまいが愛されちゃってるんだもん。避けられないんだよ、それを。言い張りをやめてその中に入っていくしかない。

Aさん）その中に入っていく……。

のりこ）うん、ただ信じるだけなの。何かたまにない？野生の獣か何か、野犬か何かがウーウーって言って、ウーウーって言って、人が寄ってきて救ってくれようとしてるのに、傷だらけで化膿しちゃって。
その人は介抱してくれようとしている。愛をくれてものすごい温かい、今までのその犬の人生で、考えられないくらいの幸せな場所に連れて行こうとしてくれてる。
なのに「信じない！信じない！ウーウー」ってやってるわけ。それを止めること。だって幸せが来てるわけ。幸せに連れて行ってくれる、その人は、その人間は。自分は野犬だから今までもう大変な思いしかしてないから。
「ウーウーウーウー」って（笑）こう、介抱しようとしてくれてるのに、幸せな所にしかつれていかれないのに。「クワー！クワー！クワー！」そのクワー！を止めるだけなの。もう諦めようって。なんか自分が知らない所に連れて行ってくれるんだって、すごい良い所らしい、愛されていることを受け入れる。救ってくれようとしている人間を信じてみるっていうこと。ちょっとの意欲で信じてみる。そしたらそのちょっとの意欲が、もうとんでもない素晴らしい所に連れて行ってもらって「え？こんな幸せでいいの？」みたいな。
野犬として苦労しかしてないから、それまで。「こんなに幸せでいいの？」そういう体験。どこに自分にこんな恩恵を受け取る価値があったんだろうって、もう、探しどころがないくらい、でもそれが与えられちゃうわけ。
やっぱりそれは信じるだけなんだよね。Heaven is a choiceって書いてあったっけ？デイヴィッド(デイヴィッド・ホフマイスター)の本の中に。
選択なんだよね、信じることの選択。信じる事を選べばそこに天国がある。